日誌

学校のできごと

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2498 (2022.3.3)

校長日誌 錦町の空から NO2498 (2022.3.3)

全校朝会講話

2月28日月曜日の全校朝会講話を紹介します。
いつも通り、私はタブレットを活用して以下のパワーポイントのスライドを各教室へ送り、子供たちは大型テレビで視聴しました。



今回は「挑戦」すること「挑戦を周囲が応援すること」について話しました。

今回の話題の主役は北京オリンピックで活躍したロコ・ソラーレ。隙間がかなり空いているのは、ロコ・ソラーレの選手の皆さんの写真を入れていたのを(版権の問題で)抜いてしまったためです。


銀メダル取得の理由は・・・?

ロコ・ソラーレの選手のあの明るさからは想像できないくらいの猛練習が活躍の根底にあったのです。

「ロコ・ソラーレの選手のチームワークは、世界一」という称賛の言葉がSNSにたくさん出るほど、高いチームワークでした。

ハイタッチをしたり、笑顔でお互いを鼓舞したり、ということに加え、やはり「前向きの言葉」が活躍の原動力であったと思いました。

私は、銀メダルの一番の原動力は、「失敗を恐れないで挑戦」していたことです。
その表れの1つが「吉田知那美」さんの「より弱く、よりカッコ悪く、よりダサくても、チームとしてやりたいカーリング、プレーを」という言葉です。
失敗を恐れない前向きの姿勢ですね。

ロコ・ソラーレの選手の失敗を恐れない、挑戦する姿勢と子供たちの今の生活を比べてもらいました。
授業中、間違いを恐れて発言しないというのは、大人も子供も(日本人の)大きな特徴なのかもしれません。
自分の考えをもち、それをみんなと交流することが授業の深まりにつながります。

失敗を恐れない、挑戦する姿勢は、一人一人の思いだけではなく、周囲が大切。
失敗を馬鹿にしたり、笑ったりする集団だと挑戦する子はいなくなります。



一生懸命トライしての失敗は、馬鹿にしない、笑わないだけでなく、ロコ・ソラーレの選手のように、周囲が盛り上げよう、と訴えました。
NY日本人学校にいたとき、アメリカ人の言う「Mistakes OK(失敗しても大丈夫)」とか「Let's Try!(やってみようよ!」とか「うまくいかなかったときの周囲の言葉)Nice Try !(いい挑戦)」などに感激しました。



ロコ・ソラーレの選手のような、失敗をしても大丈夫という子供たちが三小の六年生であることを伝えました。学校便りにも書きましたが、3学期に6年生2クラスが研究授業(国語と英語)をしました。その際の子供たちの様子が「意見が違っても否定せず、受け入れた上で、自分の意見を伝える」「失敗やちょっとピントが外れたような発言があっても、笑わない、馬鹿にしない」学級風土があり、それがsえっ曲的な発言につながっていることを講師の先生方も指摘してくださっていました。

オリンピックの精神と真逆の「弱くても・・・」を掲げるロコ・ソラーレの選手や今の六年生に学び、一人一人が挑戦する勇気をもつこと、その挑戦を周囲が応援することをまとめで伝えました。