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喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO10 

校長日誌 立川の空から NO10 「教育目標を考えよう①」(2014.9.24)


 今日は、全校朝会での私の話を紹介します。9月9日の全校朝会での話です。
 

 おはようございます。今日は、西砂小学校の教育目標について考えましょう。西砂小学校には教育目標とは、皆さんの教室の黒板の上あたりの額に入っている3つの言葉です。

 皆さんは3つとも言えますか?言える人?(※当然のように600名以上の子供たちの誰の手も上がりませんでした。)

 では、答えを言います。

1つ目は、「思いやりのある子ども」です。

2つ目は、「自分の考えをもつ子ども」です。

3つ目は、「健康で明るい子ども」です。

 今日はその中から1つ目の「思いやりのある子ども」についてお話しします。

 思いやりのある子ども、ってどういう子供のことでしょうか。校長先生は、「相手の立場になって考えられる子供」だと思います。

 わかったようで、まだよくわかりませんね。もう少し詳しく考えましょう。

 相手の立場になって考えられる子供とは、例えば、まず「いじめない子」、「いじめを見て見ぬふりをしない子」です。

 では、皆さんに聞きます。ぼくは、私は、「人をいじめないよ。いじめを見て見ぬふりをしていないよ」と言える人は手を挙げて。(※全校の子供たちを見回しました。)校長先生は1学期にもいじめの話をしました。まさか手を挙げない人はいませんよね。・・・担任の先生方、ご自分のクラスを確認してください。手を挙げていないということは、今いじめをしているか、いじめを見て見ぬふりをしているということです。(※ここまで詰めたので、全員の手が挙がりました。当然です。いじめは絶対に許せない行為なのですから。)

 
 相手の立場になって考えられる子供とは、例えば、次に「チクチク言葉を言わないで、ふわふわ言葉を言う子供」です。

 1学期に校長先生は「チクチク言葉を言わず、ふわふわ言葉を言おう」って話しましたね。皆さんに聞きます。

 チクチク言葉を言わないようにしている人?または、時々チクチク言葉を言ってしまうんだけど、先生や友達に注意されるとすぐに直している人?手を挙げてください。(※全体の三分の二ほどの子供たちの手が挙がりました。)素晴らしいですね。さすがは西砂小学校の子供たちです。


 相手の立場になって考えられる子供とは、例えば、最期に、「困っている人に声をかけたり、困っている人を助けてあげられたりする子供」です。困っている人は、「困っています。」って言わないことが多いですね。ですから、様子を見て、困っていそうだったら、「大丈夫?」「困っている?」「何か手助けできることはある?」って声をかけて、助けてあげましょう。

 相手の立場になって考えられる人、つまり思いやりのある子どもが増えてくれば、西砂小学校はもっと素敵な学校になりますね。みんなでそういう学校にしていきましょう。

 今日は教育目標のうち、「思いやりのある子ども」について話しました。


 教育目標は、おそらく、保護者の皆さんにとってもなじみのないものだと思います。でも、大切なものです。これから折に触れて子供たちと考えたいと思っています。