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喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から No162 (2016/9 /3)


校長日誌 西砂の空から No162 (2016/9 /3)
 
 始業式校長講話

 ふと気づくと、2学期が始まってもう1週間がたっていました。
 ちょっと話がさかのぼりますが、始業式の校長講話を紹介します。

 おはようございます。夏休みが終わりました。皆さんの夏休みの思い出は何ですか?後でクラスで先生や友達に話してください。
 校長先生の思い出は映画を見たことです。何の映画かというと、「ズートピア」です。ディズニーのアニメですね。
 見たことがない人が多いと思うので、簡単なあらすじを話します。登場人物は、みんな動物。主人公はうさぎのジュリア。おまわりさんになるのが夢で一生懸命努力してようやくおまわりさんになれました。でも、いろいろな差別や偏見やいじめにあって苦労します。でも、きつねの友達のニックと助け合いながら、難しい事件を解決していくというお話です。

 このアニメで作った人たちが伝えたかったのは、3つあると校長先生は思います。

 1つ目は、差別や偏見はいけない、ということです。人を自分と違うからといって、仲間はずれにしたり、いじめたりしてはいけないということですね。

 2つ目は、失敗してもくじけないこと、失敗しても最後まであきらめないことです。主人公のジュリアは、いろいろな差別やいじめに遭って、何度も心が折れそうになりながらも、最後まであきらめませんでした。

 3つ目は、仲間と力を合わせることです。ジュリアは難しい事件を一人で何とかしよう、一人で頑張ろうとしないで、友達のニックの力を借りました。仲間と力を合わせたからこそ、事件が解決できました。

2学期が始まりました。2学期は長くて、いろいろな行事があります。5年生の八ヶ岳自然教室、大縄大会、50周年記念式典、学芸会。勉強も一番伸びるときです。

 この2学期が始まるときに、ズートピアを参考にして、しっかりと目標をもってほしいと思います。学校全体の目標として3つあげます。

 まず、「西砂小学校から差別・偏見・いじめをなくそう」ということです。皆さんは一人一人違います。違うからこそ素晴らしいのです。それなのに、自分や自分の友達と見た目や性格が違うからといって、馬鹿にしたり、ちくちく言葉を言ったり、仲間はずれにしたりすることがあります。こういう、差別や偏見やいじめを西砂小学校からなくしていきましょう。

 次に、勉強や御璽や友達関係でうまくいかないことがあっても、つまずいても、くじけない、最後まであきらめない、を心がけましょう。勉強でも行事でも友達関係でも、うまく行かないことの方が多いと思います。つまずくのは当たり前です。だからこそ成長できるのです。だから、うまくいかないことがあっても、くじけない、最後まであきらめないことが大切です。

 最後に、一人で頑張らない、仲間と力を合わせることが大切です。もちろん、宿題や勉強など、一人で頑張らなくてはいけないものもあります。宿題やりたくないから、手伝ってもらうのはいけませんね。 でも、係活動や、掃除当番などはもちろん、50周年記念式典や学芸会、大縄など、一人で頑張ってもダメなものも多いのです。一人で頑張らない、仲間と力を合わせることで、大きな成果が出ます。

以上の目標をもって、クラスを、学年を、西砂小学校全体を、1学期より少しでもよくしていきましょう!

 子供たちは私の話を静かに聞いていました。その証拠に、始業式の最中雨が降っていたのですが、私の話の合間、合間にその雨音が聞こえました。さすがは西砂小学校の子供たち。