日誌

西砂校長通信(立川の空から) NO2 「意地」(2014.9.17)


 学校便り9月号で、「自転車通勤をしている」と書きました。自宅から西砂小学校まで8kmちょっと。そんな長い距離を56歳のおっさんが自転車で通勤。しかも、往路はずっとだらだらと上り坂です。ですから、学校につくと汗びっしょり。校長室ですぐに着替えています。さらに、水分補給もします。(通常の水分補給なら、水でしょう。でも、私は栄養ドリンクで水分補給。疲れた体を活性化するためには栄養ドリンクなのです。)

市内の校長先生たちに

「8km余りの距離を自転車通勤している。」

と話したら、驚かれました。

「自転車はママチャリ。」

と言ったら、さらに驚かれました。それはそうでしょう。私が逆の立場でも驚くと思います。

「よく続きますねえ。」

と校長先生方から感心されました。正直、自分でもよく続いていると思います。

「続いているわけは?」

と聞かれたら、私はすかさず

「意地です。」

と答えるでしょう。

実は、西砂小学校に赴任した時に、先生方に

「自転車通勤をしている。」

と話しました。もちろん、先生方は驚きました。でも、多くの先生方は、「体型も体型だし、きっと校長先生は続かないだろう。」と感じていたと思います。

私はその感触を先生方からのオーラで感じ取りました。こうなれば自転車通勤を途中でやめるわけにはいきません。

こんな言葉が聞こえてきたら、きっと眠れないくらい悔しいでしょう。

「なんだ、校長先生、私たちや子供たちに『継続は力なり』とか『最後まで諦めない』とか言っているけど、すぐにくじけてしまうじゃないか。」

 

このように書くと、

「校長は、ただの意地っ張りじゃないか。」

と言われそうです。

確かに、通常「意地っぱり」というのは、マイナスイメージです。でも、意地のマイナスパワーをプラスに昇華していけば良いのではないでしょうか。子供たちにも意地っ張りな子はいます。意地のパワーをプラスに持っていくことが求められます。