日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No64

校長日誌 立川の空から No64 (2014/12/8)
「ピアニストの言葉を検証」

 

昔、誰だか忘れましたが、ピアニストの言葉で印象的なものがありました。(中村紘子さんだったかな?定かではありません。)それは「練習を一日休むと取り戻すのに三日かかる」という言葉です。

私は小学校教員でありながら、ピアノが苦手なので、ピアノでこの言葉を検証することはできません。

そこで、他のことで検証しました。それは自転車通勤です。

 

夏休みに土日含めて10日連続で自転車に乗らないことがありました。休暇と出張がその理由です。

以前学校便りに書いたように、学期末の私の通勤に要した時間は35分を切っていました。(8月のはじめには34分にまでなっていました。)そんな時に、10日自転車通勤を休んだわけです。

当然のように、反動がありました。休み明けからしばらくの間、自転車通勤に40分かかるようになってしまったのです。元に戻ったわけですね。予想はしていましたが、「取り返すのに時間がかかる」と覚悟しました。その時、例の「ピアニストは練習サボるとサボった分を取り返すのに3倍かかる説」(長いのでこの説を「PR3説」とします。)を思い出しました。そこで、検証することにしました。PR3説によれば、私が通勤に要する時間を40分から34分に戻すには、10日×3=30日かかることになります。

実際、休み明けからしばらくの間は40分かかりました。「PR3説は正しいのか?」と思いかけました。しかし、通勤34分に戻るのに要した日数は、18日。

というわけで、「PR3説」は、すべての事柄で通用するのではないと身をもって立証できました。

ただ、今回の実証研究の結果、私は子供たちには次のように、実感を込めて話せそうです。

「継続は力です。何事もコツコツと続けていれば、成果は必ず出る。」

と。子供たちには地道に何かを継続するように伝えていきたいと思います。