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喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から NO187(2016/1/24)

校長日誌 西砂の空から NO187(2016/1/24)

 全校朝会校長講話
 少しさかのぼります。先週の火曜日(1月19日)の全校朝会の校長講話の紹介です。

 おはようございます。今日も寒いですね。でも、西砂小学校は600人以上いるので、体育館もそれほど寒くないですね。

 さて、昨日118日月曜日は、アメリカでは祝日でお休みです。「キング牧師の日」という祝日です。キング牧師とは、この人(※写真提示)です。黒人の人たち、肌の黒い人たちに対する差別をやめるように訴えかけた人です。

 アメリカでは、50年ほど前までは、黒人への差別がひどい状態でした。バスでも白人の人たちが座る席に黒人の人が座ると、逮捕されることがありました。レストランでも白人の席に黒人の人たちが座れなかったのです。こんな差別に対して、立ち上がったのが、キング牧師でした。

 そのキング牧師には有名な言葉がいくつもあります。その中で、今日は、「私には夢がある」という有名な言葉を紹介します。

 こんな言葉です。(※初めに英語で読んで、次に日本語訳を読みました。)

I have a dreamthat my four little children will one day live in a nation where they will notbe judged by the color of their skin but by the content of their character.

私には夢がある。

私の四人の幼い子ども達が、いつの日か肌の色ではなく人格そのものによって評価される国に住めるようになるという夢です。

 

肌の色が白いとか黒いとか、見た目で評価されるのではなく、優しいとか思いやりがあるとか勇気があるとか、そういう中身で評価される、そんなアメリカになってほしい、ということを訴えかけたのですね。

校長先生は、この言葉を一言でいうと、「違いを受け入れる」ということになると思います。

人は違うからこそ素敵なのです。背が高い人がいて、背が低い人がいて、体育が得意だけど、算数が苦手という人がいて、逆に算数が得意だけど、体育が苦手という人がいて、人と話すのが得意な人がいて、人と話すのが苦手な人がいて、いろいろな違いがあるからこそ素晴らしいのです。

皆さんは大丈夫ですか?周りの人たちに対して、自分と、自分たちと違うからといって、仲間外れなんかにしていませんか?

違いを受け入れられる人になってください。

最後にもう一度。

「違いは素晴らしい」。

 

 
 ニューヨーク日本人学校の時に、中学校の修学旅行でワシントンDCへ行きました。ワシントンDCでキング牧師の像を見学しました。真っ白く、非常に大きく、立派な像でした。その像を見て、改めて、キング牧師の偉大さを感じました。
 キング牧師の夢を本当の意味で叶えていくのはアメリカも日本も努力が必要だと思います。