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喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から NO372 (2017/3/27)

校長日誌 西砂の空から NO372 (2017/3/27)

 修了式①

 昨日と言い、今日と言い、春の到来を喜んでいたところに水を差すような寒さでしたね。皆さん、お風邪など召していませんか?くれぐれもご自愛を。
 さて、先週の木曜日の修了式について紹介します。
 体育館が卒業式の会場設営となっていたので、修了式は例年通り、校庭で行いました。春の陽気でとても暖かでした。
 副校長先生の開会の辞のあと、1年1組~6年3組の各学級児童代表の子供に私から一人ひとり修了証を手渡しました。

 そのあと、私が講話をしました。講話の内容は以下の通りです。

とうとう一年の最後の日になりました。一年のまとめをしましょう。

いろいろなまとめの仕方がありますが、今日は、西砂小の学校の教育目標で一年をまとめましょう。

西砂小の教育目標は3つあります。

1つ目は、「思いやりのある子ども」。これについては後で話をします。

2つ目は、「健康で明るい子ども」。これはバッチリでしたね。朝登校すると、皆さんは校庭で楽しそうに遊んでいました。マラソンをしている人もいました。休み時間も、外で元気よく遊んでいました。インフルエンザが流行っているときや給食の問題があった時には、うがいや手洗いをしっかりしていました。健康に気を付けていました。廊下で会ったときも、明るく挨拶していました。

3つ目の目標は「自分の考えをもつ子ども」。これはこれからの時代にとっても大切な力ですが、授業を見ていると、皆さんが自分の考えを持とうとしているのがよくわかります。さらに言うと、自分の考えをただもつだけでなく、その考えの理由もいえるようになってきたことが素晴らしいです。

さて、では1つ目の「思いやりのある子ども」についてまとめましょう。

校長先生は、「みんなの学校」という映画を見ました。さらに、この映画のもとになった本も読みました。皆さんのお父さんやお母さんの中にもこの映画や本を見た、読んだ人がいると思います。この映画のみんなの学校とは、大阪市立大空小学校が舞台になった映画です。

どんな学校かというと、「いろいろな仲間がいても、みんなうけ入れる学校」です。言葉を変えると、「自分たちと違うところがあっても仲間はずれにしない学校」です。素敵な学校ですね。

校長先生は映画を見ていて、「西砂小学校はもしかしたら大空小学校に近いんじゃないかなあ」と思いました。なんでかというと、西砂小学校の皆さんは、大空小学校の子供たちのように「思いやりがある」からです。西砂小学校の皆さんは、大空小学校の子供たちのように、「違うことはよいこと」と思っている人が多いと感じるからです。クラスの仲間で自分たちとちょっと違っているなあ、と思っても、上手に受け入れている人が多いからです。

こういう思いやりがある人が多いのが、西砂小学校の皆さんの良いところです。西砂小学校の教育目標に近づいていると校長先生は思います。もっと大空小学校に近づいていくために、「違いがあっても仲間外れにしない」、「違いがあることは素晴らしいと信じる」ようにしていきましょう。もちろん、何でもOKというわけではありません。仲間がやってはいけないことをやっていたら、言ってはいけないことを言っていたら、勇気をもって「ダメ」と言わなくてはいけませんよ。

4月から学年が変わりますが、今まで以上に「違うことを大切にして」「思いやりをもって」西砂小学校をもっともっと良い学校にしていきましょう。西砂小学校を「みんなの学校」にしていきましょう!