日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から NO3

校長日誌 西砂の空から NO3(2015/4/10)
「○つのお願い」

 入学式の話題。新一年生は、入学式の間、本当によく頑張ってお話を聞くことができました。えらいっ!!
 そのお話は校長(私)式辞と教育委員会告示とPTA会長の祝辞の3本。3人とも一年生を意識して、卒業式とは違い、お話を短めにしました。
 ただ、3人でお話について事前打ち合わせをしたわけではありません。ということは、お話が被ることがあるのです。(実際、三者の話題が被った入学式を見たことがあります。そのとき、私は幸いにも校長ではありませんでしたが。)
 で、今年の入学式は、意外なところが被りました。出だしが同じようになったのです。 
 なんと三人とも、話の出だしが「新一年生にお願いが3つあります。」となったのです。幸いにも、中身は少しずつ違っていましたが、こんなことも珍しいです。
 私が「新一年生にお願いが3つあります。」と言い、教育委員会の指導主事の先生が「新一年生にお願いが3つあります。」と続いたとき、祝辞を述べるPTA会長の神田さんは、かなりプレッシャーがかかったと思います。でも、さすがは度胸の据わった会長さん。気をとりなすような感じで、堂々と「新一年生にお願いが3つあります。」とおっしゃいました。
 式後、校長室で3人の話の一部がかぶったことが話題になりました。
 3人とも口々に「いや~、三人とも『3つお願い』になるとはねえ。」と言い合いました。
 問題はそのあとです。私は、ふとこんなことを口走ってしまったのです。
「3人が『3つのお願い』となった瞬間、私はちあきなおみの『4つのお願い』を思い出してしまいました。」
 ところが、指導主事の先生も、神田PTA会長も、私の言葉に「ぽかん」としてしまいました。
 しまった!やってしまった!またも!
 指導主事の先生も、神田PTA会長も、私よりずっと若いので、「ちあきなおみ」はもちろん、「4つのお願い」などという古い歌はその存在さえ知らないのでした。ちなみに、参列されていた立川市議の方々もご存じなかったようです。
 またも自分が学校現場では最古参になってしまったことを痛感しました。
 でも、私はくじけません。「それ、もう、死語ですよ。」と言われようと、私は「アベック(カップルの意)」と言い続けます。「そんな人知りません。」と言われようと、昔の歌手の名前を唱え続けます。