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喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から No166 (2016/01/08)

校長日誌 西砂の空から No166 (2016/01/08)
 
 今日の3学期始業式の校長講話です。

 おはようございます。皆さんが元気な顔をそろえてくれたこと、校長先生は、とっても嬉しく思います。

皆さん、「一年の計は元旦にあり」という言葉を知っていますか?一月一日の朝に一年の目標を立てよう、という意味です。皆さん、今年の目標を立てましたか?まだ立てていない人は、これからでも遅くはありません。この一年の目標を立てましょう。

さて、私は、冬休みにテレビを見ました。その中で、「しくじり先生」という番組が大好きです。有名人の人たちの失敗からいろいろ学べるからです。

その中で、今日は「杉村太蔵」さんのお話をします。

杉村太蔵さんは、元衆議院議員です。いつも面白い発言をしたので、テレビで取り上げられていました。その杉村さんは、初めはアルバイト生活をしていたそうです。そのアルバイトとは、ビルのトイレ掃除。その時に、アメリカの証券会社の偉い人から「君は将来出世する。うちの会社に来なさい。」と言われたそうです。

なぜ、トイレ掃除を見ただけで、「将来出世する」と言われたのでしょうか。それは、その証券会社の偉い人が見る目があったからだと私は思います。その偉い人は、杉村さんのどこを見ていたのでしょうか。それは、「一生懸命さ」です。アルバイトというと、特にトイレ掃除というと、一生懸命やらない人が多くいます。でも杉村さんは、トイレ掃除を一生懸命にやったのです。どれくらい一生懸命やったのかというと、クーラーがかかっているのに、汗をかくくらい一生懸命掃除したのです。そして、トイレをめちゃくちゃきれいにしたのです。その様子を見ていた証券会社の偉い人が、「この男は、将来出世する」と思ったのでしょう。

西砂小学校では、トイレ掃除は、掃除会社の人がやってくれます。ですから、皆さんはトイレ掃除をすることはありません。でも、教室や階段や廊下や玄関を皆さんは掃除しますね。そんな時、一生懸命掃除しているでしょうか。たかが掃除、と思わないことです。この杉村さんの話は、掃除だけでなく、いろいろなことを手を抜かずに一生懸命取り組むことが大切だと教えてくれていますね。掃除も、勉強も、運動も、友達に思いやりをもつことも、いろいろなことで手を抜かずに一生懸命やる一年であってほしいと私は願っています。