日誌

校長日誌 西砂の空から No148 (2016/8/15)

校長日誌 西砂の空から No148 (2016/8/15)

 台風接近
 台風7号が明日から明後日にかけて関東地方に接近との天気予報が出ています。
 つくづく夏休み中で良かった、子供たちがいなくて良かったと思います。
 東京、しかも立川市なら、家から出なければ、大きな危険はないでしょう。
 しかし、ニューヨーク日本人学校の時は、嵐(ハリケーン)が来ると、大きな問題が起きます。
 まず、嵐が来るとなると、ガソリンスタンドが長蛇の列になります。嵐に備えてみんなが給油するからです。(被害がひどくなると、ガソリンスタンドは休業になることがままあるのです。)
 次に、ガソリンスタンドやスーパーマーケットで売っている水がほとんどなくなります。嵐が来ると、断水する危険性も非常に高いのです。
 最後に、これが一番の問題ですが、停電が非常に頻繁に起きるのです。停電の原因は、嵐の強風で木々があちこちで倒れ、その倒木が電線を切ってしまい、停電とあいなるのです。日本なら、電力会社の人たちが不眠不休で復旧作業を行うでしょうが、アメリカの場合、復旧作業が本当に遅い。というわけで、3~4日停電が続くのはごくごく当たり前です。日本人学校では、嵐による停電で学校を一週間にわたり休校にせざるを得なかったことがありました。
 「停電でも、明るいうちなら、なんとか授業はできるのでは?」と思うでしょう。でも、ダメなんです。アメリカでは、法律によって、停電の時は、休校にしなくてはいけないのです。
 というわけで、台風の情報があると、アメリカを思い出します。
 そして、思います。「日本で良かった。」
 でも、台風を軽んじているわけではありません。もちろん、進路によっては、大きな被害を生むのが台風です。予報をよくご覧になって、注意報、警報にご留意ください。