日誌

道徳の授業(6年)

3時間目、6年生の道徳の授業の様子です。
この時間のねらいは、「謙虚な気持ちで相手の立場を考え、広い心で相手を許そうとする心情を育てる」です。
はじめに、日常生活の中で「許せる行為」と「許せない行為」について振り返りました。
その後、資料「銀のしょく台」を読んで主人公の気持ちを考えました。

【資料のあらすじ】 19 年間の刑期を終え、ろう屋から出たものの泊まる所も食べるものも見付からず困り果てているジャン・バルジャンをミリエル司教は自分の教会に招き入れる。食事をふるまい、寝る場所を準備してあげたにも関わらず、ジャンは司教の大切な銀の食器を盗み、逃げ出してしまう。次の日、兵隊に捕らえられ、教会に戻ってきたジャンに対し、司教は「銀の食器はジャンにあげたもの。」と言う。さらに、もう一つの大切なものである銀の燭台(しょくだい、ろうそくを立てる台)も「この燭台もあげたものなのに…。」と手渡す。
◎授業では次のような問いかけをして登場人物の気持ちを考えました。
◎「ミリエル司教はどんな気持ちでジャンを許し、銀の燭台までも与えたのでしょうか?」
◎「立ち尽くしているジャンはどんな気持ちだったのでしょうか?」

子どもたちは、それぞれの質問に対して考え、多様な意見を出していました。
最後にタブレットPCを使って今日の学習をまとめ、自分の経験を振り返りました。