日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1970 (2021.5.8)

校長日誌 錦町の空から NO1970 (2021.5.8)

 全校朝会

 4月26日月曜日の全校朝会の様子です。
月曜日の朝のスタートは、6年生の挨拶。原稿なしで、アイコンタクトをして、しっかり自分の考えを伝えるのは、三小の6年生の伝統です。

校長講話。今回は自分の体験談を語りました。

自分の高校生時代の話をしました。高校時代私は柔道部(体型を見て、皆さん納得?)でしたが、私は勉強で頼りにされる存在でした。
自分の試験勉強を必死にしているとき、柔道部の仲間が数学を教えてほしい、としばしばやってきました。
「人に教えている暇はないんだけどなあ~」という追い込まれた思いがあったものの、仲間の頼みなので、仕方なく教えていました。
仲間から「なんでそうなるの?」「なぜ?」「どうして?」という質問が矢継ぎ早に出て、それにこたえているうちに、ふと、質問に答えられない自分がいることに気づきました。
わかっているようで、わかっていなかったのです。そこで、また学びなおしました。結果、理解が深まりました。
教えることで、自分の深い学びになったのです。

この体験談から、子供たちに「自分のやるべきこと、課題が終わったら、クラスの仲間に教えよう。教えることは自分の勉強になる」と伝えました。
算数や体育などで教える機会は出てきます。皆で教え合い、学び合う、協働的な学びの学級になっていってほしいなという思いを伝えました。
 ただ、教えるときに気を付けてほしいことも最後に伝えました。

①上から目線はダメ・・・「教えてやる」は失礼です

→「いっしょに勉強しよう」という姿勢で

②相手をよく見て・・・ヘルプが必要かな?と思ったら、教えるタイミング

→相手の様子をよく見て、「大丈夫?手助けしようか?」と聞いてもいい

③ぜんぶは教えない・・・相手が「わかった!」となることが一番。

→ヒントを出して、「わかった!」というのがベスト

 教え合うクラス、手助けし合うクラス、学校になっていったら良いですね。