日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2219 (2021.8.16)

校長日誌 錦町の空から NO2219 (2021.8.16)

 1学期の授業より

 ずいぶん話はさかのぼりますが、1学期の3年生の算数の授業の様子です。
 「3桁の数の足し算」の授業です。
 担任は教科書通りでは子供たちのモチベーションが十分高まらないのではないか、と考え、自分で考えて授業を構成。
「お気に入りの弁当作りをしよう」
 ということで、弁当のおかずを自分で選んで詰め込んでいって、お気に入りの弁当を作ろう、ということで、合計でいくら代金がかかるかを計算する、めあてとしました。
 子供たちからは当然のように
「例えば、シュウマイが大好きだったら、シュウマイばっかりでもよいのですか?」
という質問が出ました。
 担任はあっさり
「その通りです。中身は全部自分で決めてください。全部同じでも良いです。」
と答えました。
 大切なのは、「自分で決める」です。自己決定は、これからの教育ではキーワードの1つですね。
 もちろん、これが高学年なら、家庭科も学習していることから、「栄養のバランスを考えて(「赤」「黄」「緑」の三食食品群)選びなさい」という必要がありますし、その方がより考えを深くしますが、3年生の場合は、3桁の足し算をすることがめあてですから、自己決定を大切にするわけです。

渡されたプリントを見て、どのおかずにするか熟慮。

ぜんぶシュウマイ、という子供もいましたが、多くの子供たちは、いろいろなおかずを入れていました。

各おかずの値段は、とってもリーズナブル。「こんな価格のスーパーがあったら毎日通いたい」、と思うような値段設定ですね。

各おかずとその値段を書いて、立式して、計算。
どの子供も意欲的に取り組みました。