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喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO23 (2018/4/16)

校長日誌 錦町の空から NO23 (2018/4/16) 

 今朝の全校朝会で子供たちに以下の通りに話しました。

 おはようございます。皆さんに「ふわふわ言葉とちくちく言葉」ということを話したことがあります。今日はそのうち、「ちくちく言葉」についてお話しします。まず、皆さんにお話ししたいのは、「なぜちくちくことばはダメなのか?」ということです。


 江戸時代の有名なお侍さんたちが読んだ本に、論語という大昔の孔子という人が本があります。その本の中に、こんな言葉があります。「己の欲せざるところを、人に施すことなかれ」これは、人のいやがることを言ったり、したりはダメという意味です。昔も今も、日本も中国も、相手がいやがることを言ったりしたりするのはダメというのは同じなんですね。

 また、中国のことわざには、こんな言葉もあります。

「包丁は肉をさくことができるが、ことばは骨を砕くことができる」

すごいね。言葉というのは、骨を砕いてしまうくらい強いんですね。ですから、チクチク言葉は、相手にとっても大きいダメージを与えてしまうんですね。

また、ちくちくことばは、脳細胞をへらすということを言う人もいます。怖いですね。チクチク言葉はとっても破壊力があるんですね。

ここで、「先生方やおうちの人がしかる時はどんなときか」についてお話しします。第三小学校には、子供たちを叱る時の三つの基準というものがあります。その中に、こういう言葉があるんです。「人権を侵害する言動があったとき」。人権を侵害するというのは、相手の体や心を傷つけるということです。チクチク言葉は、まさに、人権を侵害するものですね。

ですから、ちくちく言葉を言ったときは、先生方全員が叱ります。

 でも、先生方だけでは十分ではありませんね。そうです。皆さん一人一人が「それ、ちくちく言葉だよ。言っちゃいけない言葉だよ。やめなよ。」って言い合える第三小学校にしたいですね。

 

今日校長先生が言いたかったのは、先生方と皆さんで力を合わせて、第三小からちくちく言葉をなくしていきましょうということです。これでお話を終わります。

※言語環境はとっても大切です。言語環境が荒れていると、いじめも起きやすくなります。心の教育のためにも、国語教育(学力)のためにも、言語環境を大切にしていきたいですね。「ちくちく言葉はダメ」について、ご家庭でもご協力ください。