日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1997 (2021.5.21)

校長日誌 錦町の空から NO1997 (2021.5.21)

教科担任制ー社会ー

 6年生の社会科は教科担任制です。今回は6年1組の担任の先生方6年2組の社会科の授業を行った様子です。今回の単元は「わたしたちの生活と政治」。その中でも地方自治です。この単元は、政治と言っても、子供たちの身近な話題なので、どうやって子供たちに自分たちの問題として考えさせるかがポイントになります。
 今回の目当ては「立川市の取り組みの中で住民として期待する取り組みはどれか」です。(授業では、めあてをしっかり子供たちと共有することが大切です。)

 社会科担当の先生は、次のプリントを子供たちに配りました。

令和3年度の立川市の取り組み(税金の使い道)

 

〇 放課後子ども教室の整備

 「放課後子ども教室」とは、放課後に小学校の校庭や体育館等を利用し、自由遊びや学習ができるようにするものです。毎日かいさいすることにより、安全で安心な子どもの居場所を確保する。学童保育所の待機児童解消につなげていきます。

 

〇 TGG体験事業への補助

 子どもたちに必要な英語力を高めるために、小学校6年生を対象に、体験型英語学習(TGGトーキョー・グローバル・ゲートウェイ)を市内の全小学校で実施し、その費用を一部補助します。

 

〇 目にみえない障がいのある子どもたちの学校の開設

 目に見えない障がいのある子どもたちが、それぞれのペースで学習ができるような学級を設置し、その子の能力に応じて学習をサポートします。

 

〇 学校給食共同調理場の整備

 各学校での給食調理をなくし、より防災力の高い、アレルギー対策を充実させた、給食調理場を作っていきます。

 

〇 スポーツ環境の整備

 立川公園野球場の改修工事を進め、だれもが安全で、快適に利用できる施設をつくります。

 

〇 立川駅周辺の安全・安心推進事業

 立川駅周辺における犯罪のけん数が立川市全体の約半分になっています。悪質な客引き等をなくすため、パトロールをより強化し、落書き消しや清掃活動などを行います。

 

〇 地場産農産物消費拡大支援事業

 みりょくあふれる「立川産農産物」全体をブランド化してPRし、立川産野菜の認知度をアップさせます。市内の飲食店がこれまでより手軽に立川産品を扱えるようにします。

 簡単に各項目を説明した後、次のように問いました。
「これらの税金の使い道として、『これいいじゃん』と思うものはどれですか?2つ選び、その理由も書きましょう。」
 この指示で、子供たちは、まず2つの施策を選びました。


その後、周囲の仲間と自分が選んだ施策を情報交換しました。
こういう「協働的な学び」を取り入れていくことが子供たちの主体的な学びにつながります。

いよいよノートに自分の意見をまとめます。
その際、いくつかを確認しました。
①「文体をそろえること(~ですます と ~だである を混在させない)
②2つ選んだ施策について、「まず~、次に~」という形でまとめること。
③自分の意見の理由を付け加えること。その際、「例えば」や「もし」など言う言葉も使うと、わかりやすいものとなる。



後日子供たちの書いたものを紹介します。