日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌  錦町の空から NO501 (2018.11.3)

校長日誌  錦町の空から NO501 (2018.11.3)

先週の月曜日の全校朝会の講話です。

おはようございます。今日のお話は、「いじめは許されない」ということです。

皆さんもよく知っていると思いますが、いじめは犯罪です。犯罪ですから、大人であれば、警察に逮捕されます。

よくテレビで、いじめのことを話し合っているとき、「いじめは日本だけで起きている。」と言う人がいます。本当に、いじめって、日本だけなんでしょうか?違います。世界中にいじめはあります。私が昔いたスペインにもいじめはありました。そして、アメリカにもありました。

残念ですが、いじめは世界中にあるのです。では、大切なのは、何か。それは、「いじめを見た時周りの人はどうするか?」です。

このことについて、アメリカのいじめのビデオを見てみましょう。

(※バス停でバスを待っている女子3名(中学生くらい?)。そのうち背の低い1人の女子が背の高い女子2人からひどい言葉、聞くに堪えない言葉でいじめを受けています。すると、バスを待っている大人がそのいじめを止めます。・・・実は、いじめを受けている女子といじめている女子は、役者。バス停で待っている大人がどう行動するかを隠しカメラで撮影していたのです。そう。いじめは周囲の人がどう行動するかの実験なのです。もちろん、周囲の大人は、実験とは思わず、真実だと思っています。そこで、行動を始めるのです。ある人は、直接「やめなさい。そんなひどい言葉を言ってはいけない!」と注意し、またある人は、「相手の気持ちを考えなさい!」と注意し、またある人はいじめられている女子を自分の元に呼び寄せ、「大丈夫。あなたはかわいいわよ。」と優しく声をかけ、またある人は、女子を呼び寄せて、持っていたハーモニカで演奏してなぐさめていました。)

このビデを見終わって、また話を続けました。

このビデオで訴えているのは、「いじめを見たら、まわりの人がいじめを止めよう、いじめられている人を助けよう、いじめられている人の心をいやそう」ということです。

いじめは世界中にありますが、残念なことに、日本では、いじめを止めようとする人が少ないということがわかっています。

「いじめを見て、知らないふり・・・とってもひきょうです」

三小の皆さんは、いじめられている人を見たらどうしますか?いじめを止めましょう。いじめられている人を助けましょう。でも、いじめを止めると、自分がいじめられるんじゃないか?って不安ですね。としたら、ドウすれば良いのでしょうか?そうです。先生に言いましょう。!!

皆さんの周りで、ちくちく言葉が聞こえたらどうしますか?そうですね。「それ、ちくちく言葉だよ。やめなよ!」と注意しましょう。

見何三の周りで、人を叩いたり、蹴ったりしている人がいたら、どうしますか?そうですね。すぐに止めましょう。止めようとしても止まらなかったら?そうですね。すぐに先生を呼びましょう。

三小が、みんな安心して過ごせる学校にするために、もっともっと良い学校にするために、三小からみんなの力でいじめをなくしていきましょう。