日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO893 (2019.7.18)

校長日誌 錦町の空から NO893 (2019.7.18)

 セルフコントロール

 先週の月曜日の全校朝会の話題は、「自己制御、セルフコントロール、我慢する力」。
 この話のため、例として、有名な「マシュマロテスト」の話をしました。

 マシュマロテストは、今から50年前にアメリカのスタンフォード大学で行われたテスト。4歳の子供たちを186人集め、マシュマロを食べるのを我慢できた子供と我慢できなかった子供のその後を追跡した調査です。(マシュマロを食べるのを15分間我慢できた子供にはもう1つマシュマロをあげ、我慢できずに食べてしまった子供は1個のみ、というテスト。)
 我慢できた全体の3分の1の子供たちは、18年後(子供たちが22歳になったとき)の追跡調査で我慢できなかった3分の2の子供たちよりも学業成績が良かった、というのです。
 さら追跡調査は続きます。子供たちが45歳になったときにも自己制御の力が継続していることがわかりました。
 つまりは、子供の時の我慢する力、自己制御する力は、その後につながっていくということです。
 私は子供たちに「校長先生もそういうときがあるけど、悪い心と正しい心が戦って、負けてしまうと、後で後悔します。悪い心、弱い心に負けずに、正しい道を選びましょう。」と伝えました。さらに「人は弱い。だから、周りの人たちの力も大切。近くにいる人が間違った道を選ぼうとしたら、『ダメなものはダメ』と注意してあげましょう。」と伝えました。

三小の子供たちも、その場の楽しさ、その場のノリ、また、周囲につられて(付和雷同に)悪いことをしてしまうことがあります。自分で自分をいさめる力が育ってほしいですね。