日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1427 (2020.8.11)

校長日誌 錦町の空から NO1427 (2020.8.11)

 異文化理解②
 今日も8時過ぎには気温30度を超えています。このままだと37度になるとのこと。体温を超えています。皆様、熱中症にお気をつけください。

(前号より続く)
 当時(今から二十数年前)のバルセロナ日本人学校の隣には、ヒューレットパッカードの工場がありました。というと、とても開けた場所にあるように思われるでしょうか。実は、バルセロナ日本人学校と言っても、実際にはバルセロナのお隣のサンクガットという町の外れにあり、日本人学校の廻りは、空き地。
 その空き地で、羊飼いさんが羊を連れて草を食ませていたのです。(のどかな風景。バルセロナと言う言葉とはほど遠い感じでした。)羊が始終草を食んでいると言うことは、羊さんの落とし物も多く、そのたくさんの落とし物のために、蠅が非常に多く発生していました。日本人学校の隣なので、その蠅は日本人学校にもやってきます。
 特に職員室はその空き地に面していたので、窓が少しでも開いていると、職員室に蠅がなだれ込み、職員室中蠅だらけ。仕事をしている私たちにまとわりついて、まさに「五月蠅い」状態でした。
 みんなでどうしようかと困っていると、西日本出身(この頃、北は北海道から南は九州まで都道府県の教員が集まっていました)の先生が「ようやく届いたっ!」ともってきたのは、何と「はえ取り紙」。職員室がどよめきました。
「よくやった!」「ありがとう!」
と同僚が口々に感謝の言葉をかけました。