日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO552 (2018.12.11)

校長日誌 錦町の空から NO552 (2018.12.11)

 全校朝会校長講話

 昨日の校長講話です。 

 おはようございます。先週の水曜日のことですが、6年生で英語の研究授業がありました。授業中、6年生が調べた、世界の小学校の発表がありました。(全部英語でよ。6年生、すごいね。)とっても面白かったので、皆さんに紹介します。


 まずは、この国(と、国旗を提示)。エジプトです。エジプトでは小学校の授業は、日曜日から木曜日までだそうです。日曜日から授業が始まるんですね。

 次はこの国。(と、国旗を提示)。スーダンです。スーダンでは小学校の子供たちは、朝、5:30に家を出るそうです。すごいねえ。皆さんならまだ寝ているでしょうね。

 最後にこの国。(と、国旗を提示)。スペインです。スペインは校長先生も担任の先生をいていたときに3年間いたので、よく知っています。6年生が調べたところ、何とお昼休みが2時間。スペインではお昼ご飯を大切にします。ですから、家へ帰ってお昼を食べるので、2時間も休み時間があるのです。

 どうですか?外国って、変だよねえ~。

 

 でもね、外国から見ると・・・日本が変だと言われます。

 例えば、まず外国の人が驚くのは、温泉や銭湯でたくさんの人がいるのに、みんな裸でお風呂に入ること。そう、日本では当たり前だよね。でもね、外国の人は、日本人が裸でたくさんの人と一緒にお風呂に入っているのはとっても変に見えるんです。

 次に写真を撮るとき、日本人は、みんなピースをするよね。あれって、外国の人から見ると、とっても変に見えるんだって。

 最後に、登校のとき、日本では子供だけで登校するよね。外国では、おうちの人と一緒か、スクールバスで登校するので、子供たちだけで登校するのは変に見えるんだって。

 日本人にとって、当たり前のことが、外国の人から見ると、「変だよ~。」なんです。

 これって、面白いね。だって、日本から見ると、外国って、変だ、不思議って思えることが多いんだけど、外国から見ると、日本がとっても変だ、不思議だって言うことが多いんだよね。

 だから、校長先生が言いたいのは、「違いがあって当たり前」ということです。そして、「違いがあるからこそ面白い」と言うことです。

 例えば、日本でも世界でも、背が高い人もいれば、低い人もいる。どっちが良いと言うことではありません。

 また、日本でも世界でも肌の色が違う人がたくさんいます。肌の色が違っていても、同じ人間で、みんな同じなんです。

 皆さんの周りを見ても、運動が得意な人もいれば、苦手な人もいる、算数が得意な人もいれば、苦手な人もいる。大切なのは、得意だから言って苦手な人を馬鹿にしたり、仲間はずれにしたりしないこと。苦手であっても、今持っている力で努力をすることです。違いを認めて、受け入れることです。

 違いを認めることができる世界は、温かい世界です。

 三小の皆さんも、お互いの違いを認めて、みんなで受け止められるようにしましょう。

 最後に1つ。一人一人は違っていて良いのだけど、みんなで「こうしよう。」と決めたことについては、「みんなと一緒に」ということも大切ですよ。


※立川市は、多文化共生宣言をしています。三小の子供たちが互いに違いを認め合える教育活動を地道に進めていきます。