日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1841 (2021.3.10)

校長日誌 錦町の空から NO1841 (2021.3.10)

 5年1組国語授業①

 2月19日の体育の研究発表が終わりました。オンラインでの発表でしたが、多くの先生方の視聴をいただきました。
 本来ならここでほっと一息、と言いたいところですが、そこは第三小学校。すでに来年度へ向けて研究を始めました。
 来年度の研究教科は国語。ということで、さっそく5年1組で国語の研究授業を行いました。
 研究授業の単元は「大造じいさんとガン」。保護者の皆さんも子供のころ、学習したのではないでしょうか?そうなんです。何十年たってもまだこの単元は生き残っているのです。それだけ素晴らしい教材ということです。

この日の授業の狙いは「大造じいさんは、おとりのガンと同じように残雪を世話したのだろうか」でした。
この狙いに対して、子供たちの考えは真っ二つに分かれました。
「同じように世話をした」と「同じように(世話を)してない」の2つです。
子供たちは自分の意見をもって、その根拠を10分以上にわたって考えました。
まず、一人で課題に向かい合うのが国語授業で大切です。

子供たちの様子を見ていたら、付箋を貼っている子がいました。物語全体を俯瞰する際に、場面が一目でわかるように、付箋で目印にしたそうです。(こういう先を見越した考え方ができるのが高学年ですね。)

ノートに自分の考えをしっかりまとめます。ノートに自分の考えをまとめることで、そのあとの意見交流も深まります。
ここで大切なのは、自分の考えの根拠、理由です。

10分以上個人作業が続いた後、クラス全体で意見交流。次々と相手を変え、自分の考えを相手に伝えます。しっかり伝え、しっかり聞き、交流します。


相手の意見を聞いたら、その意見の要約、ポイントをノートに青色で書き込みます。
こうして、自分の学びの軌跡が記された、宝物のノートが出来上がっていきます。