日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1444 (2020.8.22)

校長日誌 錦町の空から NO1444 (2020.8.22)

 情報の信憑性を確かめる②
 (前号より)

授業風景。導入は、算数の問題から入って、「答えの『根拠となるもの』が大切である」ことを確認。次にめあての確認をして、「連想ゲーム」。いろいろな言葉からキーワードとなる言葉を当てるゲームです。

子供たちは「コロナ」がキーワードであることを言い当てました。さすが6年生。

コロナのせいで休校となって、子供たちが家でどんなことをしていたか、担任ならではのアプローチ。その中から、家事の手伝い(夕食でスパゲッティを茹でるお手伝い)で、なぜスパゲッティを茹でるときに塩を入れるのかを確認。子供たちは、「健康のためには、塩を入れない方が良いのではないか?」と疑問を呈していました。大切なのは「それ本当?」と疑ってみること、確認してみることであること。

「デマ」について考えました。熊本地震の時に、ライオンが動物園から逃げ出した、というネットニュースが出ました。その映像を見て、担任が「なぜデマと分かるのか?その根拠は?」と子供たちに問いました。

子供たちはいろいろ気付いていきます。それを1つ1つ全員で確認していきます。

実はこの映像は、映画の一部を切り取ったということを知らせました。ここで担任は「一次情報」と加工された「二次情報」という言葉を教えました。「情報が正しいかで間かを見極めるには?」との担任の問いに、子供たちは「すぐに信用しない」「自分でネットなどで調べる」「誰かに聞く」など答えました。
担任は、デマの情報を流した人が捕まったことを知らせ、デマの情報を拡散すると、多くの人が翻弄され、その情報を流した人は裁かれることを伝えました。