日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO785  (2019.5.26)

校長日誌 錦町の空から NO785  (2019.5.26)

 暑さ対策

 運動会1週間前の土曜日。週間天気予報で、25日の最高気温は27℃。月曜日(20日)の予報が29℃。水曜日の予報が31℃。
 日々上がっていく最高気温予報。この状況に、三小では、関係教員が集まって「暑さ対策会議」を行いました。その中で出てきた対策が6つ。
 1つ目は、例年通り水筒持参。(これは常識ですね。)
 2つ目は、例年通りネッククーラー。(これはある程度効果があります。)
 3つ目は、例年通りミストシャワー。昇降口2か所にミストシャワーを設置して、運動会中は、ずっとミストシャワーを届けます。
 4つ目は、今年度の対策で、待機場所のテント準備。児童席も暑いのですが、緊張感をもって待機している場所(入退場門付近)は、暑さに緊張感が加わり、児童への負担が増します。そこで、教員の発案で、待機場所をテント内とすることにしました。ただし、三小はテントの数がないため、六小からお借りすることにしました。(六小さん、ありがとうございます。)
 5つ目は、携帯ミストシャワー。これも教員の発案です。園芸用の大型噴霧器を購入して、適時児童に水を噴霧してミストシャワーを届けるわけです。
 6つ目は、児童席の上に遮光ネットの設置。これは、他校の校長から情報を仕入れた私が発案。
 ただ、問題は、この発案を教員に出したのが、運動会前日の朝。突然の校長の発案にもう先生方はプチパニック。
 でも、さすがは三小の教職員集団。まず事務室が遮光ネットをすぐさま調べ、すぐに発注。なんと午後2時半には到着したのです。
 次に、図工専科。図工専科が遮光ネットをどのように設置するかを企画立案。
 さらに、PTA会長さんが専門を生かして、設置作業の際に力を発揮。作業の陣頭指揮を執ってくれました。
 最後に教職員集団。
 6年生を交えた前日準備を終えた後3時半から、この遮光ネット設置作業を始めました。その際、教職員集団は、PTA会長さんの指示を聞いて率先して動きました。何度も試行錯誤をして、最終的に完成したのが午後6時間半。なんと3時間の作業でした。
 6時半の時点で、ほとんどの先生が残っていました。誰も文句ひとつ言いません。なぜなら、「子供たちのためになるから」と分かっているかです。こういう教職員集団が三小の強みの1つです。

 最後に観覧の皆さんの暑さ対策。昼食場所ですが、体育館だけでは日差しを避ける場所が足りません。そこでPTA会長の発案で、昼食時に北校舎(意外と涼しいのです)の廊下を開放することにしました。
 これも入れれば全部で7つの暑さ対策。
 異常気象と言われた昨年度。しかし、その異常気象が常態化した現在、運動会の暑さ対策は、来年度へ向けて検討していく必要があります。