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喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO612 (2019.1.9)

校長日誌 錦町の空から NO612 (2019.1.9)

 昨日の始業式の講話です。

 あけましておめでとうございます。新しい年が始まります。新しい年には、目標を立てると思います。校長先生ももう目標を立てました。

 2019年の目標ですが、皆さんはどんな目標を立てるのでしょうか。勉強の目標でしょうか、友達関係の目標でしょうか。

 どんな目標を立てるとしても大切なのは、「少しでも前へ進む」ことです。去年の自分よりも少しでも、ほんの少しでも前へ進む目標を立てましょう。

 では、どのように目標を立てればよいのでしょうか。よくある目標が「~頑張る」です。「国語を頑張る」とか「算数を頑張る」とかですね。悪くはないのですが、この「~を頑張る」は、目標が達成できたのか、できていないのか、わかりません。

ですから、できれば数字で目標を立てるとよいと思います。

 例えば、「家で勉強する時間を三小では「学年の数×10分」としていますが、これを少しでも前へ進む目標にするため、「学年の数×10+10分」とするとか、2学期のあゆみで先生から「もっと授業中に発言しましょう」と書かれた人は、例えば「発言を一日2回以上する」とかもいいかもしれません。

 こんな目標も面白いかな。「一日に30人以上にあいさつする」。校長先生は一日100人以上にあいさつをする」という目標もってこつこつとやっています。この挨拶の目標を実行する人が出てきたら、三小はますます挨拶がステキな学校になりますね。またこんな目標もあるかな。「一日に30回以上ありがとう、という」。「ありがとう」という感謝の言葉がたくさん聞こえる三小になったら素敵ですね。

 さて、目標立てたものの、うまくいかないことがあります。校長先生にもよくあります。その時大切なのは、「人のせいにしない」ことです。立てた目標がうまくいかない時に、人は、校長先生もそうですが、「人のせい」にしたくなります。勉強の目標を立てたけれど、「お母さんが家の手伝いをしろというから、宿題が、勉強ができなかった。」とか、「挨拶をするという目標を立てたけど、相手の人が挨拶を返してくれなかったら、挨拶をやめた」、とかですね。人のせいにしたくなりますが、人のせいにすると、目標はいつまでたっても達成できません。

 それより、「自分のせい」にしたほうが良いですね。うまくいかないのは、自分のせいで、「どうすればうまくいくか考えていくことが大切」です。

 目標がうまくいっているときは、「感謝のきもちを忘れないでほしい」です。立てた目標がうまくいっているのは、もちろん、自分が(みなさんのことです)頑張ったからということも大きいのですが、やはり、先生とかおうちの人とか友達とかクラスの人とかに感謝の気持ち、「ありがとう」というきもちをもってほしいですね。

 感謝の気持ちをもてる人は、思いやりの気持ちも持てますね。しっかりした目標を立てて、人のせいにしないで、感謝の気持ちをもって目標をしっかり見続ければ、2019年はきっとステキな年になりますね。