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喜ぶ・デレ 校長日誌  錦町の空から NO525 (2018.11.20)

校長日誌  錦町の空から NO525 (2018.11.20)

 簡単に満足しない
 
 昨日(11月19日)の全校朝会の私の講話です。

 おはようございます。今日のお話は、「簡単に満足しない」ということです。

 校長先生が好きなテレビ番組に、「NHKプロフェッショナル仕事の流儀」というものがあります。

 この番組は毎回、いろいろな仕事のプロフェッショナルが出てきます。

 ある時は、髪の毛一本よりも細かいところまで整備する飛行機の整備士。ある時は、大リーグで活躍するイチロー選手。またある時は、子供から大人まで大人気のパン職人。またある時は、世界で活躍するサッカーの本田圭佑選手。またある時は、大人気のてんぷら職人。

 この人たち全員に共通すること、同じことがあります。それは・・・「簡単に満足しない」ことです。これくらいでいいや、ってならないんですね。

 さて、学芸会の本番まであと3日となりました。みんな練習をして、よくなってきましたね。で、もうこれくらいでいいかぁという気持ち?もうこれで満足ですか?(※さすがは三小の子供たち。多くの子供たちが首を横に振りました。)そうですね。
 学芸会の練習でも「簡単に満足しない」ことが大切です。先生方は、皆さんがチームワークで、もっともっといい演技ができると信じています。みんなで力を合わせて、「もっともっとよいものを!」という気持ちで練習を何度も繰り返してください。「練習は嘘をつかない」という言葉があります。

「みんなで成功させよう!」という気持ちを一人一人がもちましょう。

 本番で失敗したらどうしよう、と今不安な気持ちの人がいるでしょう。その不安をどうにかしたかったら、練習を繰り返すことです。

 練習を繰り返すことで、自分の中に自信を作ることができます。

 学芸会最後の週、「簡単に満足しない」、「もっともっとうまくなろうという気持ち」の2つを大切にしてください。

 そうして練習を重ねた結果たとえ失敗したとしても、その失敗は、見ている人にはかっこよく見えます。

 見ている人たちは、皆さんの演技のうまさではなく、皆さんの一生懸命さに感動するのです。

 今の自分たちに満足しないで、練習を重ね、本番は下手でもいいから、失敗してもいいから、一生懸命に演じてください。

 楽しみにしています。


※ 子供たちは、プロの俳優、女優ではありません。プロを目指しているわけでもありません。大切なのは、一生懸命演じることだと信じています。明日、明後日の本番で、子供たちの演技が拙くても、声が十分届かなくても、一生懸命演じてくれれば、仲間とチームワークで力を合わせてくれたら、私はきっと感動することでしょう。