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校長日誌 錦町の空から NO510 (2018.11.9)
おはようございます。今日は、「自分の目と耳で確かめることの大切さ」についてお話しします。
今日のお話の主人公は、ノーベル賞を受賞した日本人、本庶佑さんです。本庶さんの研究は、たくさんの人の命を助ける、素晴らしい研究です。そんな素晴らしい研究をいて、ノーベル賞を受賞したのが日本人だというのがうれしいですね。
この本庶さんがインタビューでこんなことをおっしゃっていました。それは、
「教科書に書いてあることを信じない」ということです。
本庶さんは、すごいことをおっしゃいますね。校長先生も最初はびっくりしました。だって、教科書を信じないと、勉強は進みませんね。では、本庶さんは、こんなこともおっしゃっています。「納得する、そこまであきらめない。」と。本庶さんは何を伝えたいのでしょうか。校長先生は、「本当はどうなっているんだという心を大切にしてほしい」ということを伝えたいんだと思います。言葉を変えると、「教科書に書いてあっても、すぐに納得しないで、自分の目と耳で たしかめよう!」ということを本庶さんは伝えたいんだと思います。
「すぐに信じない。自分の目と耳で確かめる」ことは、どうして大切なのでしょうか。
例えば、インターネットにはうその情報がたくさんあります。前に大きな地震があったときには、ネットで、「地震で動物園からライオンが逃げ出した。」というデマ、つまりうその情報で多くの人がびっくりしました。
また、例えば、人のうわさも間違いが多いのです。よくある例が、「ねえねえ、○○さんがあなたのことを大嫌いって言ってたよ。」とか「~君がね、君のこと、『あいつうざいよね。』って言ってたよ。」とか人の噂で悪口を言われているって、他の人から聞くことです。実は、人の噂はうそ・デマが多いので、そのまま信じてしまうと、後で、せっかく仲が良かった友達とけんか別れしてしまうことがあります。
世の中には、たくさんのうそ・デマがあふれています。大切なのは自分の目と耳で確かめることです。自分で確かめるのに自信がなかったら?先生や家族や友達と一緒に確認すれば良いでしょう。
大切なのは、いつでも、人の噂やインターネットとをそのまま信じないで、「それ、ホント?」と自分の目と耳で確かめることです。