日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1992 (2021.5.18)

校長日誌 錦町の空から NO1992 (2021.5.18)

 AIと親切②
「『親切ロボットの親切』と『ぼくの親切』は、同じでしょうか?理由も考えましょう。」という発問に対して、子供たちが考え、自分の意見をノートにまとめ始めました。この自分と向き合っている時間は、子供たちの鉛筆の音が聞こえる、三小らしい時間です。


子供たちの考えを黒板に示しました。(子供たちが自分のネームシールを「2つの親切は全く同じ」「少し同じ」「少し違う」「全然違う」に分けて貼りました。)
多かったのは、「2つの親切は全然違う」でした。

ここから、話し合いが始まりました。「私は、2つの申請は全く同じという考えです。なぜなら、僕もロボットもおじいちゃんを助けるために声をかけたからです。」」とか「私は少し違うと思います。なぜなら、僕とロボット2人の行動は違うけど、おじいちゃんのために行動しているからです。」「私は、全然違うと思います。なぜなら、おじいちゃんの気持ちを親切ロボットは考えていないけど、僕は考えて行動しているからです。」
などという話し合いが続きました。

話し合いの最中も、子供たちはいろいろ考えをまとめていました。

子供たちの考えを受け止めながらも、「今の考えに対して、どう思う?」と問いかけをする先生。

再度発問しました。「なぜ、『ぼく』は、おじいちゃんとおしゃべりをしながら帰ることにしたのでしょうか。」という発問です。

「おしゃべりをしながら帰れば、おじいちゃんが少しでも楽しい気持ちで歩くことができるとぼくが考えたから。」
「おじいちゃんが喜ぶと思ったから。」
というような反応が返ってきました。

視点をおじいちゃんに変えて、おじいちゃんの立場に立って、「ぼく」が自分にできることをしたのだということに気づいていました。

最後に「親切とは何か?」を再度考えました。
学習感想を書いて授業は終了しました。