日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1063 (2019.11.22)

校長日誌 錦町の空から NO1063 (2019.11.22)

 理由が大切

 三小では「自分の意見を述べる→理由を言う」という話形を大切にしています。
 まず、「自分の意見をもつ」ことが第一関門ですが、その意見をもったのは「ただ、なんとなく」とか「勘で」では説得力もなければ、論理性もありません。
 学力を伸ばすためにも、しっかり「理由を言える」ようになることを大切にします。
 
 先週のことですが、1年生が「校長先生インタビュー」ということで質疑応答をしました。たくさんの質問を受けました。
「校長先生、好きな食べ物は何ですか?」
「好きな自動車は何ですか?」
「好きな動物は何ですか?」
「好きな色は何ですか?」
 これらの質問にてきぱき答えました。ところが、1年生はそこで止まりません。
「なんで寿司とラーメンが好きなんですか?」
「なんでレクサスが好きなんですか?」
「なんでペンギンが好きなんですか?」
「なんで青色と緑色が好きなんですか?」
と理由を尋ねてきたのです。う~む。鋭い。担任も(笑顔ですが)そばで様子を見て(聞いて)います。「なんとなく」とは答えられません。
 次々答えました。
「寿司もラーメンもいろいろ種類があるから好きです。」
「レクサスは、乗り心地が良いのと、何よりかっこいいからです。」
「ペンギンが好きなのは、歩き方がよちよちしてかわいいからです。」
「青が好きなのは、空の色と海の色に近いからです。緑色が好きなのは、見ていると心が落ち着くからです。」
かなり無理矢理答えたところもあったのですが、1年生は「ああ~。わかる、わかる。」「そうだよね。」「ふ~ん。なるほど。」などと反応してくれました。
 質問攻めにあって辛かったか?いえいえ。1年生と話していると、癒やされます。
 
 三小の子供たちがみな、自分の意見をもち、さらに理由を添えることができる子供たちになっていってほしいと思います。