日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1920 (2021.4.12)

校長日誌 錦町の空から NO1920 (2021.4.12)

 多くの人に元気と勇気を

 池江璃花子さんが水泳のオリンピックのリレー代表選手に選出されました。
 白血病を克服して、遠ざかっていた練習を再開し、こんなに短期間に日本代表になるなんて・・・。20歳で、このメンタルって何なんでしょうか。すごいとしか言いようありません。今日は、全校朝会で子供たちに池江璃花子さんのお話をします。
 「メンタルの強さを見習いなさい」・・・いえいえ、それがテーマではありません。こんなにすごいメンタルは、私たちでも見習えって言われたら、ドン引きします。
 今日私が子供たちに話すのは、「その目標意識」です。遠くに「パリ五輪出場の目標」を置きながら、すぐ手前の試合の目標タイムを設定し、それを1つ1つ地道にクリアしていく、その目標意識です。
 池江さんは、そのような目標意識をもって取り組みを続けた結果、まさかの東京五輪出場を果たしたのです。
 私がすごいと思うのは、もう1つあります。白血病からの復帰の過程を、SNSで発信していたことです。ウィッグをとって短髪の姿を見せたり、筋肉が全く落ちている状態で腕立て伏せをしようとして、1回するのもようやっと、という姿を見せたり、本当にかっこいいなあ、と感じ入りました。(私は見栄っ張りなので、こんな姿を公表するなんてできない、と思います。)
 全国の、いや全世界の闘病中の方々にとって、勇気と元気をくれた池江さん。これからもみんなにパワーをくれることでしょう。