日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO448 (2018/10/08)

校長日誌 錦町の空から NO448   (2018/10/08)
 
 体育の授業研究①

 以前もお知らせしましたが、三小は本年度から三年間体育の授業研究に取り組んでいます。1学期は今年度の研究の方針について話合い、講師の先生から助言もいただきました。2学期からはいよいよ授業研究です。
 その第一歩として、中学年(4年生)が研究授業(マット運動)に取り組みました。
 私は、マット運動に取り組む、と聞いたとき、「チャレンジングだなあ」と感じました。マット運動は、技能差が大きく、できない子供にとっては、体育の中で一番嫌いな領域の一つです。実際、事前のアンケートを採っても、「マット運動が苦手」「マット運動が嫌い」という子供たちが多くいました。ですから、そのマット運動に取り組むということに、感心したわけです。

まずは準備。ここで大きなポイントはマットの運び方。マットを一人で引きずって運んでいたら、アウト!マットが傷みますし、子供の転倒の危険もあります。しかし、4年生は、しっかり3~4人で力を合わせて運んでいました。運び方もてきぱきしていて素晴らしい、と講師の先生からも褒められました。

今日の授業のねらい、マット運動(後転)の技能ポイントを先生が確認しました。子供たちは、よく聞いていました。

グループに分れて、マット運動の開始。このグループは、タブレットで撮影して、自分の後転を吟味しました。

子供たちは一人一人マット運動のカードをもって、大切なポイントが達成できているかどうかを確認しながら進めました。

このグループは、マットの下に器具を入れて、坂を作り出して、回転しやすい工夫の場で取り組みました。お互いに、後転の技能ポイントが達成できているかどうかをアドバイスしていました。

このグループは、マットを重ねることで高さをつくり、後転しやすい工夫の場で取り組みました。技能のポイントはいくつもありますが、その中のどれかができていれば、仲間から評価され、「小さなできた」を味わえます。(私の学校経営の方針の「小さな成功体験の積み重ね→自校肯定感の醸成)」につながりますね。)

このグループは、手形、足形を活用して、後転で大切な手の付き方(五本指の)パーで手をつく)や足形を活用して、足裏での着地の仕方(足の甲で着地したり、つま先で着地したりすると、痛みもあるし、きれいな回転になりません。)を確認していました。

自分の番が終わると、必ずマット運動のカードに記録。この振り返りが大切です。

4年生は力を合わせ、互いに声を掛け合いながらよく頑張っていました。