日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1526 (2020.10.3)

校長日誌 錦町の空から NO1526 (2020.10.3)

 土曜授業、そして運動会!

 今日は予定では、土曜授業でした。実際、1・2年生は通常授業を4時間行います。しかし、中学年と高学年は授業2時間を行うとともに、残りの2時間は運動会。私も40年の長い教員生活で運動会と授業の双方を同日に行うのは初めてです。
 先週の土曜日の運動会が中断し、火曜日に順延された運動会が中止となりました。私は、当初子供たちが練習を頑張ってきたことを踏まえ、中学年も高学年も特に時間をかけた表現と応援合戦のみ行い、開閉会式は、ビデオ撮影し、テレビ放映で行うつもりでした。
 しかし、運動会が中止された火曜日に先生方と話をしたところ、先生方からは様々な声が私に寄せられました。
「校長先生、開閉会式の子供たちは、すっごく緊張しながらも、一生懸命、自分(たち)の言葉を練習してきたんです。」、
「『リレーも、私が、僕がみんなの代表なんだ』という意識で時間がない中練習に励んできたんです。」、
「走るのが苦手で、80m走がなくなってホッとしている子供もいますが、実はリレー選手にはなれなかったけど、『自分が一生懸命走って、おうちの人の前で頑張っているところを見てほしい、と思っている子もいるんです。」、
 次々と語る先生方。聞いていて、子供たちに一番近い先生方の、子供たちの声を聞く思いでした。
「私は常々先生方に『子供をど真ん中に置く』と言ってきたが、私よりも先生方の方が子供をど真ん中に置いている」と感じました。
 結論、「運動会中学年と高学年は、開会式から閉会式まで、80m走、100m走も、応援合戦も、表現も全部やろう。そして、授業も2時間やろう」となりました。
 中学年・高学年の担任の先生方から「全ての種目を行う」と聞いた子供たちの様子を今週見てきましたが、「おうちの人たちに見てもらえる」というモチベーションが、練習の様子にも見え、三小の子供たちのたくましさを感じました。
 さあ、今日はいよいよ中学年・高学年の本番です。三小では、教員はもちろん、用務主事さんや事務室もいつもより30分早く勤務を開始し、子供たちの最高の演技を裏方で支えます。保護者の皆様におかれましては、参観の人数制限をかけさせていただいていますが、ぜひ子供たちの頑張る姿を見て、(拍手で)応援をしていただけたら幸いです。