日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO947  (2019.9.1)

校長日誌 錦町の空から NO947  (2019.9.1)

 体罰防止へ向けて

 始業式直前の8月27日火曜日に体罰防止の研修(1学期に続き2度目)を行いました。
 今回は、体罰防止の宣言を決めることがメイン。この宣言は、東京都の小学校はどこも行っているものです。
 先生方や事務室の先生を低学年、中学年、高学年、専科の4つのグループに分け、「どういう宣言にすれば、体罰防止に有効だろうか?」ということで話し合いました。

侃侃諤諤の論議(ちょっと大げさ?)の末、以下の通りの宣言に決まりました。
「深呼吸 一人で抱えず みんなで相談」(※この宣言は、HPのトップページに掲載されています。)
子供たちは時として、先生方や大人を挑発する言葉を発します。三小の例ではありませんが、こんな言葉を発するのです。
「え?先生、こんなこともわからないの?(こんなことは、実はこの子供の思い込みであることがほとんど)教師失格だね。やめたほうがいいよ。」
(肥満気味の級友に「お前、ほんっとデブだなあ。」と揶揄した子供に、先生が「なんでそんなひどい言葉を言うの?」とたしなめると、「だって、本当のことじゃん。先生は、この前、『正しいことは勇気をもって言いなさい。』って言ってたじゃん。僕は本当のことを正しいと思うからいったんだよ。悪い?」
こんな言葉があると、教師も人の子。カッとなることがあります。
そんなとき、アンガーマネジメントとして「深呼吸」することは有効です。
また、体罰に至る際には、問題を先生が一人で抱えていることが多々あります。
だからこそ、「みんなで相談」となるわけです。チームワークがよい三小の先生方ならではの宣言ですね。