日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2269 (2021.9.22)

校長日誌 錦町の空から NO2269 (2021.9.22)

全校朝会②

全校朝会校長講話です。
いつも通り、パワーポイントでテレビ画面に放映しながらの講話です。

多文化共生、という言葉の説明をしました。

多文化共生を表していたのが、「パラリンピックの開会式」でした。
開会式を見ていない子供もいるので、簡単に説明しました。開会式には様々な方々が出てきました。
例えばはるな愛さん。もともとは男の人で、性同一性障害ですが、とっても生き生きと人生を送っています、と伝えました。はるな愛さんの素敵な笑顔からそれは伝わったと思います。

次に、辻井伸行さんです。視覚障害ですが、素晴らしい演奏を聞かせてくださいました。世界に感動をくださいました。

続いて、車いすの少女が、片方だけ翼があって、飛べない、と思っていたのに、様々な人たちが支えてくれて、飛ぶ勇気を得たことを伝えました。

人は、お互いに支え合えば、飛び立つことができる、という物語でした。

この開会式のメッセージは、「違いがあっても認め合って、みんなで前進んでいける」というものであったと思います。

ここから子供たちに「皆さんは自分たちの身近なところで、違いを認め合えていますか?」と問いました。「言葉が違ったり、肌の色が違ったり、服装が違ったり、背の高さが違ったり、体型が違ったり、、、そんな違いを馬鹿にしたり、差別したりしないで、認め合えていますか?」と。



さらに、「学習の中でも、いろいろな考えがあって、自分と違うのが当たり前で、その違いを認め合って、でも、よりよいものにしようとしてみんなで進んでいくのが学習ですね。」と伝えました。(※今の学習は、先生から正解を教えてもらって、たくさん知識をもっていることが良い、という形から、みんなで協働して、対話して、よりよい答えを見つけていく、という形になっています。)

色々な人がいるから面白い、色々な考えがあるから面白い、その違いを認めていって、みんなで互いに支え合って、少しでも前へ進んでいきましょう、と伝えました。