日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2000 (2021.5.23)

校長日誌 錦町の空から NO2000 (2021.5.23)

 全校朝会

 先週の月曜日(5月17日)の全校朝会の様子です。

6年生の挨拶。6年生はいつも原稿なしで、堂々と話をしてくれて、下学年の見本です。

子供たちはよく話を聞きます。話を聞くことができるのは、学習面でも生活面でも大切な力です。
今回の私の講話は、「コロナ差別について」でした。
残念ながら感染症は1000名は超えないものの、あいかわらず高止まりです。
さらに、変異型が従来型に置き換わり、感染力も、強くなっている状況のため、このタイミングで話すことにしました。
まず、三小の感染状況が落ち着いているのは、子供たちが「あいてますか」の合言葉を守っていることを踏まえました。
ただし、N501Yの変異型が出てきたため、誰もが感染する可能性があることを伝え、こういう強いウィルスが出てくると、子供も大人も「自分が感染したらどうしよう」という不安にかられ、感染した人を差別する危険がある、と伝えました。
その差別とはコロナで休んだのではないのに、「コロナだったんじゃない?」と言って避けたり、「〇〇さんのおうちの人がコロナに感染した」という噂を信じてて、「君のおうちの人、感染したでしょう?」って言ったり、コロナに感染して、治癒して学校に出てきた仲間を避けてしまったり・・・などという差別です。
今、「コロナはデマ」という噂を流している人たちがいるようです。人は不安になると、信ぴょう性のない話を信じてしまうことがあります。(熊本地震のときの「ライオンが動物園から逃げた」というデマも記憶に新しいですね。)
でたらめのうわさを信じることなく、かつクラスの仲間や仲間の家族が本当に感染したとしても、「いつだれが感染してもおかしくない」状況を踏まえて、思いやりのある言葉をかけるように伝えました。(昨年度のコロナ差別標語を再度紹介しました。)
最後に「戦う相手は人ではない」「戦う相手はコロナ」という言葉を伝えて話を終えました。

 ※ 2000号到達

 「校長日誌錦町の空から」が2000号に到達しました。2000号は1つの目標であったのでうれしいです。ただ、2000号に至ったのには、保護者や地域の皆様もご愛読があったからこそです。ありがとうございます。