日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO309 (2018/08/20)

校長日誌 錦町の空から NO309 (2018/08/20)

 現地校交流③
  
 現地校を訪れて驚いたことがいくつもありました。
 1つ目。子供たちが先生を呼び捨てにしていたこと。スペイン語での敬称は男性は「セニョール」、女性は「セニョーラ」(未婚女性はセニョリータ)なのですが、子供たちは敬称をつけず、友達のように呼んでいたのです。

 2つ目。中休みになると、持参したお菓子を食べること。日本人学校の子供たちも進められていましたが、慣れない習慣のため、断っている子供もいました。(もちろん、喜んで食べる子供の方が多かったのですが)
 3つ目。給食は、食堂で食べるのですが、担任の先生方は、別室(職員室の横の会議室)で食べます。子供たちの面倒は誰が見るかというと、「給食の先生」が別にいて、指導をしてくれるのです。私たちが子供たちの所へ行って、様子を見ようとすると、「言っちゃダメ。給食の先生方の仕事を奪うことになるから。皆さんはこっちで一緒に食事をしましょう。」
と言われました。「郷に入っては郷に従う」で、私たちもスペイン人の先生方と一緒に食べることとしました。
 
 上記は、日本の学校からすると、「ありえへん!」という感じになります。しかし、多文化共生、国際理解教育の視点から言うと、「それがその国の文化」であり、「何が正しいか」は他の国が決めることではありません。
 日本人学校での経験は、視野を広げるという点で貴重な経験でした。