日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO488 (2018/10/26)

校長日誌 錦町の空から NO488   (2018/10/26)

 校長講話より

 今週の月曜日の全校朝会の私の講話です。実は、私の講話はめちゃくちゃ久しぶりでした。というわけで、本来は9月の半ばに話す予定だった内容を10月22日に話しました。以下の内容です。

 おはようございます。今日は三小の教育目標について考えましょう。

まず、皆さんに聞きます。三小の教育目標は3つあります。ちょっとおもいだしてみてください。(少しの間)。3つとも言える人は手を上げてください。そうですね。ちょっと自信がないですね。では、答えを言います。

1つ目。「よく考え実行する子」です。

2つ目。「おもいやりのある子」です。

3つ目。「健康でたくましい子」です。

この中で、今日は、1つ目の「よく考え実行する子」についてお話ししましょう。5年生が主役です。5年生は八ヶ岳自然教室で、この教育

目標通り、「よく考え実行する子」でした。まず、ハイキングでのことです。ハイキングの途中に、「別荘がたくさん並んでいるところ」を通らせてもらいました。本当は、この別荘地は、通ってはいけない所です。でも、ルールを守ったら通っても良いということになっていました。この「別荘地を通るときのルール」とは、「おしゃべりをしない」というものです。なぜこのルールがあるかというと、別荘地は、皆さん静かに過ごすために来ているのに、おしゃべりで静かな雰囲気が壊されてしまうからです。

で、ルールを守らないとどうなるのでしょうか?簡単です。来年から別荘地を通れなくなるのです。別荘地を4年生から下の学年の人たちが通れないと困ります。なぜかというと、別荘地を通れないと、すごく遠回りをしなくてはいけなくなるからです。これはかなりつらいことになってしまいます。このことを知った5年生はよく考え、別荘地を通るとき、一言もしゃべりませんでした。これはすごいことです。

また、5年生は、先生方だけでなく、いろいろな人たちのお話の聞き方もとてもすばらしかったのです。5年生はいろいろな人たちに褒められました。お話をよく聞いて、良い行動をしました。

さらに、5年生は、キャンプファイヤーをみんなで盛り上げました。盛り上がった方が、みんなが楽しくなることをかんがえてこうどうしたのですね。

5年生は、「よく考え実行する子」を実現しました。素晴らしいです。

褒めているだけでは、5年生のためになりません。1つ課題を出しておきましょう。

課題は、「自分たちで解決できることは自分たちで解決しようとすること」です。これは、今の6年生しかできない大きな課題ですが、きっと自分たちで考えて、自分たちで解決するような6年生になってくれることでしょう。

でも、三小の5年生はすばらしいです。

1~4年生へ言います。素晴らしい6年生だけでなく、これからは素晴らしい5年生を頼りにしてください。


話をしっかりきく山椒の子供たち。