日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO137 (2018/6/10)

校長日誌 錦町の空から NO137 (2018/6/10)  

 それでも私は挨拶をする

 先日の日曜日の夜、家族で外出し、帰りがけに車でマクドナルドへ立ち寄りました。私は、コーヒーが飲みたかったのです。(妻、息子も注文しました。)
 ところで、品物を受け取って、ドライブスルーから離れようとしたところ、息子がクスクス笑っていました。
「どうしたの?」
と尋ねると、息子は笑った理由を話してくれました。
 息子曰く、オーダーの時と注文した品を受け取る際の双方で、スタッフさんが「こんばんは。」と挨拶したのに呼応して、私が「こんばんは。」と応えたのが面白かったというのです。
「え?『こんばんは。』って言われたら、『こんばんは。』って応えない?」
と聞くと、息子は
「いや、知っている同士なら挨拶するよ。でも、ファーストフードの、それもドライブスルーでは、挨拶を返さないでしょう?」
と言うのです。
 確かに、息子は普段は、近所の人にも挨拶をします。でも、マクドナルドのようなファーストフード店へ言ったときには、挨拶をされても、返さないというのです。なぜなら、「その挨拶は、単に、マニュアルに従って言っただけの型どおりのものだから」だそうです。
 う~む。今の若者はそうなのかもしれませんね。でも、私は、相手がファーストフード店のスタッフであろうと、近所の人であろうと、もっと言えば見知らぬ人であろうと、挨拶をされたら、返します。
 きっと古いタイプの人間なのでしょう。昔なら鶴田浩二の「古い谷津だとお思いでしょうが・・・」という言葉を大きな声で叫びたいところです。
 周囲の大多数が挨拶をしなくなっても、私は今のスタンスをかたくなに守るつもりです。