日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO642 (2019.2.5)

校長日誌 錦町の空から NO642 (2019.2.5)

 全校朝会

 昨日の全校朝会の私の話題は、「情けはひとのためならず」。
 はじめに「このことわざを聞いたことがある人?」と尋ねると、3~40名の子供たちが手を挙げました。さすがは三小。

実は、この「情けは人のためならず」は、若者がその意味を取り違えている例としてよく挙げられることわざです。
「この意味は、『情け、つまり相手に優しくしたり、思いやりをかけたりすることは相手のためならない』ではありません。」
「このことわざの意味は、『相手に優しくしたり、相手を思いやることは、相手のたためになるのですが、実は相手のためではなく。時間はかかるかもしれないけれど、最後には自分に返ってきて、自分のためになる』と言う意味です。」
この後、タイのCMで「情けはひとのためならず」を紹介しました。(タイの実話がもとになっています。)
私はこの話をしながら、何度か涙が出そうになるのをこらえました。私にとっての感動の壺です。子供たちはし~んとなって聞いていました。
 最後にまとめました。「皆さんの回りに困っている人、しんどそうな人がいたら、声をかけましょう。助けましょう。それは相手のためになるのですが、最後は回り回って皆さんのためになります。自分のためになるのは時間がかかると思います。助けたから次に日に自分に返ってくるわけではないのです。もしかしたら、このタイのお話しのように、30年経ってかえってくるかもしれません。でも、きっと返ってくるのです。情けは人のためならず、人に思いやりをもつことが、最後は自分のためになるのです。」