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喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO12 (2018/4/10)

校長日誌 錦町の空から NO12 (2018/4/10)  

 かわいい新1年生が

 最近、年をとったなあと思うことがしばしばあります。それは、体力の衰えとかの次元ではありません。2つの点でしばしば年を感じるのです。
 1つは、涙もろくなったこと。先日も高畑勲監督が亡くなったため、「火垂るの墓」が一部放映されていました。「火垂るの墓」という題を聞いた時点でもうダメです。妹が瀕死の状態になる場面は、若い頃から涙なしには見られませんでしたが、今や絵を見なくても、あの声優の声を聞くだけで涙がじわ~っと来るのです。特に、子供に関連した悲劇はすべてダメです。(先日は、映画「チャンプ」(古い映画。ジョンボイドがまだ若い!)を見て、止めどなく涙があふれて、最後は嗚咽。(こう打っていても、思い出すと危ない。)
 もう1つ、年をとったと思うことは、子供がかわいくて仕方ない。もうほとんど孫をかわいがるおじいちゃんです。特に、1年生はかわいい。見ているだけでダメです。普通にしていると、単なる子供好きのおじいちゃんになってしまうので、自分にこう言い聞かせています。
「お前はプロだ。子供を単に『かわいい』という視点だけで見てはいけない。厳しさを持ち合わせないと、プロではない。」と。
 今回の入学式もそうです。演壇から1年生に話しかけているとき、「入学おめでとう!」と言ったら、何と1年生が「ありがとうございます。」と応えてくれて、もう沈没です。(その時の感情は「萌え~っ」というやつでしょうか。)
 単なるその辺のおじいちゃんにならないように、何度も自分を叱咤激励し、何とか校長式辞を終えました。
 ただ、その後も1年生は「おめでとうございます。」と言われるたびに、「ありがとうございます。」を繰り返していました。私は、単なるその辺のおじいちゃんになって、「かわいい~っ!」と叫びたくなる気持ちを抑えるのに必死でした。
 まあ、ともかく、先週の金曜日に無事入学式を終えました。75名の新1年生が第三小の仲間に加わりました。
入学おめでとう!