日誌

先生方が真剣に話していたこと


先週、職員室では、学芸会について真剣に時間をか
けて話し合う学年が目立ちました。時には、専科の
先生が話に入ったり、学年を超えて話をしたり・・。

例えば、それは「オーディション」について。
最初、この役は誰にするのかで相談しているのかと
思っていたら、それ以前の「どんな方法でオーデ
ィションをするか。」という話し合いでした。

役には定員があるので、できるだけ公平な方法は?
希望通りになれなかった子どもたちについてどうす
るか?等々、とてもここでは書き切れない話し合い
でした。先生方が一人一人を大事にしている事が、
よく分かります。だからこその悩みです。

5年生以下は学芸会についての話ですが、6年生は
それに加えて連合音楽会の、楽器オーディションの
ことも、あったのです。



当たり前ですがどんなやり方でも、合格・不合格
はあります。特に最後の学芸会となる5・6年生
の先生方は苦渋の決断なのでしょうね。子供たち
も真摯だからなおさら。どの学年の子どもたちも
なんとか乗り越えて欲しいところです。
もちろん何もできませんが、どの役の子も精一杯頑
張って欲しいと思うのは、担任を辞めた今でも先生
方と全く同じです。

子どもたちの持っている台本が、少しずつ汚れてき
ている(読み込んでいる・書き込んでいるから)の
を見るたびに願いは強くなります。決まった役、決
まった台詞を目立つように強調して印をつけている
のを見るとなおさらです。
『一人一人が主役』という、よく言われているけれ
ど、とても重い言葉の意味をかみしめています。