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そこで、「未来の立川市の担い手」となる“立川市民”として、子どもたちが自分たちの住んでいる地域について学び、地域と関わり、地域に貢献することを目指し、立川市立小中学校で「立川市民科」が導入されました。
令和4年度から、全ての立川市立小中学校において、「教科」として教育活動がスタートしました!
第六小学校では、以前より「立川市民科」の学習に力を注いでまいりました。
令和4年度の教科化を機に、これまでの本校における「立川市民科」の取り組みを、下記のような視点から再検証・再構築を図りました。
地域に根ざした「コミュニティ・スクール」として、地域の皆様のご協力を賜りながら、「“第六小らしさ”あふれる立川市民科」を実践してまいります。
また、本校での六年間の学びを基に、学区の立川第三中学校での学びを通して、主体的に地域と関わろうとする気持ちや、地域を大切にする思いを育み、新たな未来を拓いていく、よりよい社会の担い手となる市民の育成を目指します。
第3学年の児童は、学校や羽衣町のために、立川市民科の学習で、お花にこにこプロジェクトに取り組みました。
育てたお花は、学校のシンボル「ひまわり」。学校の校章として、開校当時から子どもたちや学校職員をはじめ、地域の方々や保護者の皆さんなど、学校に関わるすべての人に親しまれています。
タネは、「はるかのひまわり絆プロジェクト」様より「はるかのひまわり」を、「がんばろう石巻の会」様より「ど根性ひまわり」をいただきました。
「はるかのひまわり」は、阪神淡路大震災で犠牲となってしまった加藤はるかさんの自宅跡地に、地震後の夏に咲いたひまわりが由来となっています。平成最後の歌会始で、天皇陛下がこれについて詠まれ話題にもなりました。はるかのひまわり絆プロジェクトでは、ひまわりを育てる過程を通して、命の尊さや災害などについて考えるきっかけになっています。
「ど根性ひまわり」は、東日本大震災の津波によって、宮城県石巻市に流れ着いたひまわりです。震災後に、地元の人々を励ますために設置された「がんばろう石巻」の看板横まで運ばれ、花を咲かせました。津波、そして塩害に負けずに花を咲かせたことから、ど根性ひまわりと名付けられました。
どちらのひまわりも、大きな悲しみの中に明るい話題を届けた希望の花として、日本各地にとどまらず、海外でも育てられています。
2023年度にとれたひまわりの種は、学校内で各学年の子ども達に配布しました。また、次年度以降にもこの取り組みを続けられるように、その一部を学校で保管しています。
来年度からは、ひまわりの成長とともに、災害について知り、考える時間をもったり、自他を認めること、かけがえのない命について考える時間をつくったりしていきます。
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