日誌

カラスよすまん②


作業車のリフトが伸びて、巣に近づいています。
その時じっと様子を見つめる、悲しげな親ガラス。

こんな高いところに。3年続けて同じ場所に
巣作りです。いよいよ作業の方の手が、巣に
伸びようとしています。

ついに巣を撤去します。決して適当にはがすの
ではなく、丁寧に取り出そうとしています。

これがカラスの巣。今年も卵はないです。固い枝の中に
柔らかい巣があって、芸術的な細かさです。でも、卵を
産むと、親は凶暴になって、近くに来た子どもを脅かす
ときも多いそうです。

カーとも鳴かず、じっと成り行きを見守ったまま
動かぬカラス。現実を受け入れられたかな。子ど
もたちの安全のためです。時間を掛けて巣を作っ
たカラスよ、すまない!