日誌

プロジェクト9 (6年生)


いよいよ6年生。
「プロジェクト9」~九小ができるまで~
です。写真がピンぼけのもありますが、
新年に免じてご容赦ください。

ああ、ねむいなあ、今日も学校かー。
おいおい、遅刻するよ-!

おじいさんとおばあさんが登場。どうやら
九小の、砂川地域の大先輩のようです。
「なんで九小がここにあるのか教えてやろう。」
お二人が呪文を唱えると、一気に江戸時代へ!!

江戸時代は、寺子屋がありました。読み・書き
などを教えていました。おかげで当時の日本の
識字率(字が読み書きできる)は、10人中な
んと、8から9人。イギリスでさえ、当時10
人中2~3人だったので、外国の人はびっくり
したそうです。寺子屋のおかげですね。


明治時代の砂川地区です。なんと神奈川県砂川村。
一時期神奈川県に入っていたのですね。明治5年に
「学制」が発布されて、この地にも学校を作る動き
が・・・。ところで、

当時この砂川の地で、大切に育てられていた
昆虫は何でしょう。
①カブトムシ ②チョウ ③ガ(蛾)
正解は、③。この地域はえさの桑畑を作りカイコ
を育てて、糸を作っていました。今でも九小の、
校章にくわの葉があるのは、このためです。

いくら「学制」と言われても、子どもたちは
大事な畑仕事などのお手伝いもしなくてはい
けません。農民たちは反対の人が多い。
「えー、学校に行かないで、仕事をしなくて
 は、いけないんだー。」
左奥の子どもたち、作戦を考えます。

学校を作る作らないで、大もめです。
(この演技も迫力がありましたね)
校舎を建てる資金も授業料もみんなで
出し合うのですから・・・。
でも子どもたちの説得で、学校はできる
ことになりました。流泉寺の境内の中に
西砂川学校という名前で始まりました。

やがて子どもたちの数が増えて狭くなり、
今の地に学校は移ります。何年前でしょう?
正解は①121年前!

西砂川尋常高等小学校と改名。尋常(普通)の
教室が3教室。高等の教室が1教室でした。
さて、1900年(明治33年)11月27日に
新校舎完成の式典が行われました。

その式典で行われたのはどれでしょう「。
①東京府知事が来校した。(小池都知事が来校
 するようなことですよ)
②花火が打ち上げられた。(明治33年ですよ)
③お店が並んだ。(学校のそばの農道にですよ)
 正解は・・・なんと全部!祭りのように盛り
あがったのだそうです。

へえ、昔の人の思いが詰まっている学校
なんだね。そろそろ2021年に戻ろう!

「あれー、おじいさんやおばあさんは?」
「何を言っているの、そんな人はいないよ。」
どうやら、おじいさんおばあさん、みんな夢の
中の出来事だったのでしょうか。
「チャイムが鳴ったよ!今日の授業は何だっけ?」
「150周年に向けての、校歌の練習だよ。」

そして、きれいな歌声で、6年生の校歌の合唱です。
なんと『二部合唱』の見事なハーモニーです。この
お話はもちろん架空のお話ですが、もし当時の先輩
方が、この学習発表会を見たら、びっくりしてくれ
ることでしょう。

(和太鼓クラブ・終わりの言葉・大事なおまけは、
 次回に続く。)