日誌

海の生態系とちりめんモンスター探し

~2学期に開催した講座の紹介をします~

「海の生態系とちりめんモンスター探し」

実施日:9月24日
コース:アドバンスコース(科学センター2年目の6年生)
講師 :中山 和人 先生(元小学校教師、ダ・ビンチサイエンス教室講師)


小さな生き物を顕微鏡で観察し、図鑑などで調べプリントに標本のようにまとめました。

~講師の中山先生より~

〇この子どもたちと昨年度のベーシックコースで、植物の花粉と淡水プランクトンの顕微鏡観察をやりました。
今年度は、海の小さな生き物(通称チリモン)探しによる図鑑づくりと顕微鏡観察でした。

〇海の小さな生き物の観察を通して、海の生態系に気づき、2年間の2回の観察を通して、地球環境を食物連鎖の観点から考える機会にしたいと考えて構成しました。

〇教材について

ちりめんじゃこは、イワシ類の小魚をとり(シラス漁)、熱湯でゆでて、混じり物を除いて乾燥させた食品です。
この混じり物の中に、様々な魚・貝・エビやイカ類の産まれたばかりの生き物が混じっています。
これらは成長した姿とは全く違う姿をしているものが多いので、モンスターのようだ!ということで、「チリメンモンスター」という名前がついています。
顕微鏡で見ると「わーおもしろい!」と実感できる教材です。

〇自分で見つける・調べる楽しさの経験

今年度、私の予想外だったことがありました。
「チリモン」の名前を分からなくて講師に聞きに来ると予想したのですが、それが少なかったことです。
子どもたちは、どんどん自分で調べたり友だちと相談したりして名前を特定していくのでした。
しかも、「これは〇〇が曲がっているから●●だと思います」と話してくれることが多くて、実によく観察していると感心しました。








講座後、受付にいる私たちに自分が見つけたとても小さなちりめんモンスターを一つ一つ嬉しそうに説明してくれる子がいて、楽しかったことが伝わってきました。(スタッフYより)

珍しい生き物が見つかると興奮して「見てください!」と伝える子どもに、講師の中山先生が子どもと同じくらいのテンションで「すごい!!レアだね!!」と喜んでいる姿が印象でした。(スタッフAより)



~ 冬休み 投稿スケジュール ~
2学期に開催した講座の紹介をします

12/30  
身近な物の酸とアルカリ

/30 動物のからだのしくみ

/31  はんだ付け電子工作光センサーライト

/31  海の生態系とちりめんモンスター探し

1/4  
不思議な静電気の実験・工作

 /4   電波・無線とラジオ製作

   /5 東大CAST サイエンスミュージアム 

   /5 楽しい電気・磁気の世界

   /6 ロボットプログラミングコースまとめ

   /7 おまけ 裏側