日誌

ミッションをクリアして、じしゃくはかせになろう


くわのみ学級の生活単元の授業です。生活単元学
習とは、「自立的な生活に必要な事柄を、実際的・総合的
に学習します。各教科を合わせた一つの指導形態です。」
(学習指導要領から)

今回は、「魚釣りゲームをして、磁石と仲良しに
なれ!」というミッションをクリアーします!
全部のミッションをクリアーすると磁石博士にな
れるので、頑張りましょう。

この授業は校内研究授業(九小の授業力を高める
ための研修の一つ)です。大人が多いのは、記録
や中継をする人もいるからです。他の教室で、同
時中継を見ている先生方がたくさんいます。

魚たちです。くじらは小さい磁石、ふぐは
つまようじ、イカはクリップ、等々の仕掛
けがしてあります。

先生は、「大事なのは、『予想』とその
『理由』です。」と話したあと、みんなで
予想を決定します。自分のマグネットを貼
るので、分かりやすいですね。

理由を発表します。たこやくじらは磁石
がついているから釣れる、マンボウは何
もついてないからつれないかも、等々、
正解を出すのが目的ではなく、経験など
からたくさんの理由を考えるのがいいと、
先生は何度かお話ししました。たくさん
理由が出ました。中には「このイカはダ
イオウイカ(巨大なイカ)のようには大
きくないから釣れる!」といった人もい
て、楽しく明るく授業は進みます。

さあ、釣りはスタート。まずは、いかが釣
れました。

同時に釣れた人もいて、二人とも笑いな
がら磁石を離していました。本物の釣り
でも、こんなことありますよね。

T・Tの支援員は、なるべく自分たちでやれる
ように気をつけて支援しています。どんどん釣
れていますね。でも中には「逃げる魚もいるよ」
なんて気付いた声も、聞かれ始めました。

魚つりゲームをして、結果を確認します。
この後、じしゃく博士になるための報告書
を仕上げれば、ミッションはクリアーです!


予想と結果から考えたこと、不思議に
思ったこと等々を、報告します。

次々に子どもたちは意見を発表しま
した。魚によっては、釣られ方が違
う(小型磁石を付けているから)や、
何もないのに釣れたマンボウ(こっ
そり見えないところに磁石を付けて
いる)などに触れていました。

あっという間の45分の授業の後、
図書室で協議会です。授業について
みんなで話合いました。
今年の校内研究は、子どもたちが、
主体的に学ぶためには、どんな指示
や手立ての工夫が必要かを、全員で
考えていきます。

磁石博士になろうの「ミッション1」の
報告書です。ミッションは6まであります。
ミッションをクリアーしながら、磁石のこ
とを知り、仲良くなって、じしゃく博士に
なれるといいですね。