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校長日誌
いしずえ95
■名句『朝顔につるべとられてもらい水』(加賀千代女)を思い出す頃に
なりました。井戸水をくもうとしたら、おけについているひも(つるべ)
に朝顔のつるがまきついていました。つるはとらずにお隣に(水)をもら
いに行ったという句です。でも、江戸時代の女流俳人、加賀千代女(かが
のちよじょ)は、夕顔の句も秀逸です。 『ゆうがほや 物のかくれて
うつくしき』 いろいろなものが見えにくくなる夕方なのに、夕顔の白い
花が浮かび上がって美しいという句です。…私の解釈ですが、「一人一人
みんな輝いているね」という気がして嬉しくなる句です。今日は、夕顔に
出会ってみようと思います。フッ軽?の私です (7月3日飯田芳男)