日誌

カテゴリ:校長室より

【校長室より】 「家族の団らんが大切」

 学校便り等でも、多くこの言葉を使ってきた様に思います。

 その訳をもう一度考えます。

1.今の時代、子供たちが、心身健全に育ちにくい環境になって来ている。遊び方、遊び道具、遊び場所等、しかし、子供たちに生き方を教えなくてはいけない。

2.私が子どもの頃、母親と祖母の仲がよくないと感じていた。時々けんかをすることがあった。すごくいやだった。泣いて止めたこともあった。

3.私が東京の大学に来て、年に2回ほど田舎に帰ることがあった。子どもができてからは、年に1回程度だった。その時、東京に戻る前日に、決まって父親が風呂場で大きな声を出して泣いていた。母親に、「一緒に帰ったら・・・」と、言われていた。

4.やがて父が亡くなり、母が一人で暮らす様になった。母が父の後を引き継ぐかの様に、私の家族や私が東京に帰る時は、必ず泣くようになった。

5.私に孫ができた。娘夫婦が仕事等を中心にして、いらいらしている様な時に限って、孫は皮膚の病気や体に異常をきたした。

6.長い間、学校の子供たちを見てきて、家庭での心配ごとを抱えている子共は、それなりの言動が有り、心配をしたことは幾度もあった。時には、放課後、家に帰りたくないと言って、行方をくらませ、夜⒒時頃まで教員で探したことも何回かあった。子どもは、家庭での心配ごとを引きずって生活します。

  これらの経験から、「家庭の温かさ」「思いやり家族」がとても大切だと思う。子どもが幼いときほど大切です。義務教育段階終了までに、人の良さ、生き方等を親が子に話すことが必要と思います。何気ない家庭の団欒の中で、繰り返し、人としての生き方が子どもに見せられる、話せる家庭、そして子供たちが安心して生活できる家庭の中で、子供たちが心穏やかに、元気にすくすく育って欲しいと思います。家族の団欒の大切さがここにあると思います。

   子供は、両親が全てです。家庭は、波静かな母港となってください。

   個々の家庭がつながって、気軽に交流できる家族もすごくいいと思います。核家族化が進む中で、今、母親同士のつながりは大切です。これも経験したことですが、母親の育児にはかなりのストレスがあります。だからこそ、父親の協力、更には周囲の友人やご近所との関わりが大切と思います。(自分の反省を込めて)

【校長室より】 雑感 「低学年の絵がすばらしい」

1.2年生の廊下に、一人一人の夏休みの絵日記が掲示してあります。

 家族であちこち行った体験が、絵と共にかかれています。特に注意を引きつけたのが、バッタの観察記です、足、羽、目等の鋭い観察。特に、2年生らしい何とも言えない絵がすばらしい。少し写実的になりながらも、人間的でかわいい。

 保護者の皆様、これは私の反省からですが、この時期の、特に1.2年生までお子さんの作文や絵画をはじめとする作品は、保存されておくことをお勧めします。

 お子さんが、20歳頃になった時、いや、お子さんが何かに困っているとき等の時に、取り出してきて見合うことで、家族愛の様なものが漂い、元気になれる様に思います。 アルバム等を時々家族で眺めるのも同じです。

 我が家には、作品が無い(私が知らないだけかも知れませんが)。写真で一部保存してありますが、本物があれば面白いでしょうね。子供は、自分が幼い頃の両親の話が大好きです。特に、1.2年生の時の絵は、保存する価値があります。

【校長室より】 雑感 「読書」について

*ある読書家の心構えです・・・一泊の仕事で東京から、新幹線で大阪まで行くとき、行き、夜、帰りに読むために2冊用意する。ここまでは普通の人らしい。ある読書家は、更にもう一冊付け加え、3冊もって行く。なぜなら、電車が事故等で止まった時に読むためらしい。そこまで考えるある読書家です。 

  さて、本校では、火曜日に毎朝、お話サークル「おひさま」の皆さんが、すずかけ学級はじめ、全13学級に来て、読み聞かせをしてくださっています。子供たちの集中した聞き方も感心です。「おひさま」の方々の願いは、

「子供たちが、本に興味をもち、多くの本を自主的に読むようになって、知識を深め、心も豊かになって欲しい。」だと思います。保護者の方も、先生達も同じです。

 26年度も、市教育委員会からの予算とは別の東京都言語能力向上拠点校としての予算から約6割の30万円程度で、児童図書を250冊程度購入します。今回は、「おひさま」サークルの方に、子供向けの本を推薦してもらいました。間もなく入荷します。(現在は、市の予算分の本300冊ほどが入荷しています。)

 校舎内には、5年生3年生.4年生が一人一人、「おすすめ本」の紹介カード(B5版)作り、掲示しています。

 本を読む習慣を作り、各種の図書館を利用する生活をして欲しいと思います。

 秋の夜長に、テレビやゲーム等を少し止めて、読書してみませんか。

付け加え

 子どもでも、何かに大きく悩み、引きこもってしまうことがある。子どもは、学校家庭・地域程度の人間関係で生活圏が狭く、逃げ場が無くなるらしい。そんなときには、「本に逃げろ!」と、言う人がいた。先日、小学生女子2名の悲しい事件があった。逃げ場が無かったのだろうか。本に逃げるのもいいと思う。本に逃げるとは、本の世界に浸りきって、学校へも行かない、外へ遊びにも行かない、孤独に、本を読み続ける。本を読んでいくうちに、生き方や考え方、様々なことに気が付き、新しい世界が広がって来る様に思う。大きく悩んだら、本に逃げよう。読書の良さの一面だと思います。しかし、悩まなくても本に親しもう。浸ろう。いろいろ感じ、考えることが大です。

【校長室より】 雑感 「よく生きる、ということ」それは・・・

     「よく生きる、ということ」それは、「よく考えるということ」

            代表委員会のスローガンがすばらしい

 いろいろな目標やスローガンがあります。

 学校には、教室にも掲示してあります、「学校教育目標」(すこやかな子・思いやり

のある子・考える子)があります。各学級学年の目標もあります。
50周年のロゴマ
ークには、「美しく咲け」と、在校生に向けて、卒業生が残してくれました。

そして今回、代表委員会が50周年を迎えるにあたって、創立50周年スローガンとして
十小児童が大切にしたい言葉を決めてくれました。在校生が、過去に感謝しつつ、

未来に向かう心構えとしてすばらしい言葉です。

 「ありがとう、みんなでつないだ50周年。次の一歩をふみだそう!」です。

 どの目標も言葉も、基本的な意味は、「自分の成長を図り、皆仲良く生きて行く。」

ということです。

 人間は、人の役に立つため(仲良く生きる)に、生まれて来た。そのためには、
く考えることをはじめとして、自分を成長させることが大切だということです。  

 よく生きるということは、よく考えるということでしょう。

 だから、勉強するのだと思います。

【校長室より】 朝会 「地域の方へのお礼」

  毎学期はじめに、登下校で子供たちの安全を見守っていただいている「安全ボランティア」の方々・放課後子供教室「けやきクラブ」の方々へ、児童代表がお礼と感謝の言葉を述べる朝会をしています。

  多くの方々の温かい心で、子供たちがすくすく育っています。私も、地域のために少しは役に立ちたいという考えはありますが、継続的にこういうことができるだろうか?考えます。

  心ある人々の行為に対して、心から感謝申し上げます。ありがどうございます。

  相手を思いやる行為や人の役に立っている行為や考え方は、きっと子供たちの心にも届いていると思います。そして、届いたその種がいつか大きく膨らむと信じています。「子供の時にいつも交差点で見守っていてくれた人がいた・・・。放課後、仲間と安全に遊ぶ機会があり、楽しかった・・・・私の子供も当時の私の年齢になって来た、私もできることをしよう。」こんなことが実現されると思います。

  思いやりの心はじわりと伝わっていきますから。

 *温かい心をありがとうございます

     朝会が終わって、職員室に戻ると、元卒業生のお父さん(お子様も本校卒業生)が、50週年式典等の「ご祝儀」を、わざわざもって来てくださいました。心意気が嬉しいです。先日の50周年実行委員会の折にも、大勢の方々から、「ご祝儀」をいただいている資料を見ました。大勢の方から温かい心を頂き、嬉しいと思うと同時に、頑張らねばと思います。

【校長室より】 「夏の思い出」

 児童参加の50周年記念のイベントが4月からいろいろとありました。

 特にこの夏には、

 ①オリンピック選手に夏期水泳中に指導をしていただき、泳ぎ方の手本をじっくりと見せてもらいました。本物との出会いは子どもの目標となります。

②立川の花火大会では、本校の南校舎の屋上を開放し、多くの子どもや保護者地域の方々が集まり、ひととき、夏の花火を眺めました。次年度も気楽に来ていただける様にしたいと思いました。大きな花火の音で校舎の窓ガラスが音をたてて、振動していました。

③立川駅での「よいと祭り」に参加し、子どもみこしを担ぎました。

PTA会長 馬場さんの畑でのジャガイモ等で前日から準備して頂き、829日のお昼に、児童全員がカレーライスを食べました。

831日には、バザー&夏祭りで、去りゆく夏を楽しみました。

 いずれも、50周年実行委員の方々の企画ではありますが、保護者地域の多くの方々のご支援を頂き、子供たちは、いつもの夏とはひと味違う思い出深いものになったと思います。ふるさと十小学区の意識が高まったと感じました。

 ご支援くださいました方々に、心から感謝申し上げます。

 今日は、久々の快晴。8月末に、教員が1日がかりで清掃し、きれいになったプールで、子供たちが水しぶきをあげ、最後の検定等に励んでいました。

【校長室より】 大地震の発生に関しての引き渡し訓練の挨拶

   保護者の皆様、本日はお忙しい中を引き渡し訓練に参加いただきましてありがとうございます。

 訓練の目的は、

1 間もなく大きな地震が発生するため、子供たちを安全に自宅に帰すため、保護者の方に引き取っていただく。

2 通学路の安全を保護者の方にも確認していただく。

3 地震や災害に関して、改めて家族等で考えていただく機会とする。

  としています。

特に最近は、地震以外の台風や大雨等の災害への備えも必要になって来ています。各ご家庭で、備蓄等の対応もお願いいたします。

 学校では、

 災害発生等で、児童の安全を考え、下校を遅らせる場合や、親御さんが引き取りに来られるまで、学校でお預かりする場合があります。

 緊急連絡は、学校の見守りメールが、有効と考えています。

未登録の方はよろしくお願いいたします。

 本日はありがとうございました。

 

「災害に関して、追加の雑感」

 この夏、大雨や台風で大きな被害が出ました。先日のNHKの「巨大災害」の番組では、温暖化の原因が、巨大台風を作り出している、極端に雨の多い少ない場所(地域)を作り出しているとの内容がありました。

 91日は、防災の日です。備蓄している水や食料品、非常時の必要品等の点検をされたと思います。3日程度の備蓄から1週間程度と言われています。これらも考慮していざというときに備えたいと思います。

 しかし、人間の科学の進歩や生活の進歩で便利になって来たことが、地球の温暖化を進め、巨大な災害を発生させて、多くの方が亡くなる。国と国の戦いでも多くの人が亡くなっている。人が人を滅ぼすのでしょうか。NHKの番組では、これから世界を担う青少年に地球を、人類を救う知恵を求めていました。

【校長室より】 雑感

 休み時間に校庭で遊んでいた子供たちが、校舎内に入って来ました。嬉しそうな顔、楽しそうに会話をしながら廊下を歩いていました。久々に会った友達と遊んで嬉しかったのだろうと思いました。そう言えば、低学年の児童に、夏休みの終わり頃に会った際に、その子が言っていたことを思い出しました。

「早く学校へ行きたい。そして友達と遊びたい。」

 学校が多くの子供たちと遊べる大切な場所になっていることを改めて感じました。

 子供たちが安心して遊べる場所が無い。一人遊びの道具が多い。子供たちが集団で遊べる環境が無くなって来ている。大きな社会問題だと思います。

 学校は、子どもの子守の場ではありませんが、校庭を放課後夕焼けチャイムまで在校児童に開放しています。子供たちが群れて仲間と遊ぶことは子どもの成長に欠かせないことと考えています。ただし、ルールは守るよう、各家庭でもご指導ください。ホームページに掲載していますが、主なものを書きます。

 基本的なルールです。

 ・遊びの場所は原則校庭です。(中庭は休憩程度の利用・校舎側は開放していません)

 ・時間は守ります。

・堅いバットやボールの使用は禁止です。食べもの持ち込みは禁止です。

 ・校庭開放の時間帯でのけが等は各自の責任が前提です。

【校長室より】 2学期始業式 「成長しよう」

 50年間変わらないものがあります。本校の学校教育目標です。

世のため人のために尽くす人になって欲しい、幸せな人生を歩んで欲しいという願いが込められています。

 ・すこやかな子・・・・・・体と心の健康

 ・思いやりのある子・・・・優しい心や気持ち

 ・考える子・・・・・・・・賢い子、分かろうと努力する子

 学校は勉強する所です。この学校教育目標を6年間学んだ卒業生は、2831人にのぼります。50周年を迎えた今年、そしてこれからの2学期、1歩でも2歩でも成長して行く努力をしましょう。

 今朝の新聞で、6年生の全国学力状況調査の結果分析がありました。その内容で、気になることがありました。それは、子供たちが勉強しにくい状況がある、ということです。具体的には、テレビ、ゲーム、携帯電話等の使用時間が長くなっていることです。逆を言うと、家庭学習等の学習時間が短くなっている子どもが増えていることです。

 勉強するには、意欲や努力が必要です。2学期は、目標を定めて、元気に意欲的に勉強することを皆で頑張りましょう。