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カテゴリ:校長室より
【校長室より】 1学期の就業式の話 「心を通い合わせる人との生活」
祖母から聞いた、遠い昔の話です。
大事に飼っていた猫が、突然ひざの上に来て、そこで息を引き取った。猫にその人の気持ちが伝わり、大切にしてくれたその人のところで最後を迎えた。こういう内容の話です。40年以上も前の話です。家族なら、もっと心が通じ合うはずです。
例えば、「家族を困らせるようなことはしない」その様に思って生活する人は多い。あるいは、家族に喜んでもらうために、努力するということもある。家族が、自分の頑張りの大切な部分を占めていることがあります。
私は、「人様に迷惑をかける様な人にはなるな。」と父に言われて育ちました。
だから、家族に迷惑をかけないように、人様に迷惑をかけない様にと思い、生活して来ました。
この夏、家族と過ごすことが多くなります。この機会に、家族の大切さや家族の中での自分の役割を考えて見ましょう。
明日から、夏休みに入ります。家族と共に楽しい思い出を作ってください。8月28日全員元気に会いましょう。
【校長室より】 雑感 「匹夫の勇(ひっぷのゆう)」
(ひっぷのゆう:考えもせずすぐに乱暴なことをしたがる勇気)
夏になると思い出すことがある。
中学1年生の時だと思うが、「路傍の石」の本で、「匹夫の勇」の言葉を知った。なぜか今でも覚えている。それは、その後に似たことをしてしまったからです。
ある大きなプールに行った。2段の飛び込み台があった。海辺で育った私は、友達に
「簡単だよ、一番上の飛び込み台からでも飛べるよ」と、言ってしまった。
上にのぼって、下を見ると、プールが小さく見える。怖くて、足がすくんだ。外れたらどうしよう。心配になってきた。
足から勇気を出して「えいやー」と足から飛んだ。落ちたと言った方がいい。
水深くしずんで、水面に上がって来るのに時間がかかり、苦しかった。大げさに言うと死にかけた。
友達には、まあ、こんなものさ、と言いながらも、2度とやらない。良く考えてものは言わないといけない。そう強く思ったものだ。その時に、「匹夫の勇」の言葉を思い出した。もう40年以上も前のことだ。
【校長室より】 雑感 「びっくり! 全校でのジャガイモ収穫」
50周年企画の「体験学習」の一つとして、ジャガイモ栽培・収穫・食事(カレー)があります。PTA会長の馬場さんの畑で栽培させてもらっています。今日は、全校児童の収穫日です。昨日の夕方に、50周年実行委員会の方々が、準備をされていました。そして、一株分のジャガイモの量を見せてもらってびっくり。これまで、学校では、高学年の理科学習で、ジャガイモ栽培をしていますが、プロの腕前では、こんなにたくさん?と、びっくりしました。
9時、最初の3年生の様子を見にいきました。
大きなジャガイモがゴロゴロ出てきます。歓声を上げながら、「もっと深く掘りなさい。
もっと出てくるよ」を聞き、どろんこになって手を動かしています。
梅雨の合間のいい天気で良かったです。
子供たちも二株ずつ抜いて持って帰りますが、結構な重さです。その重さもおいしいジャガイモ、と思って張り切ってもって帰るはずです。
10時半頃、1年生が両手にジャガイモを抱えて学校に帰って来ました。顔には汗と泥、長靴で、「手が痛い」と言っては、下ろして、歩き出す。
2日間に分けて持って帰らせるか、検討が必要です。
馬場さん、そして実行委員、PTAの皆様に感謝です。ありがとうございました。
【校長室より】 朝会 「面と向かい合った言葉が大切」
1年前に、「一つの言葉でけんかして、一つの言葉で仲直り・・・」言葉遣いの大切さを話しました。
今日は、メール等の言葉遣いについて考えます。
ある学級の女子Aさんは、仲間に一目おかれています。Aさんは、同じクラスの女子に時々メールを送ります。今回は、写真付きで、こういう短文でした。
「この服、どう?」
同じクラスのBさんは、早く返事を出そうと思って次の返事を出しました。
「それって、似合わない」
Aさんは、そのメールを見て、怒り、Bさんを無視するように皆にメールしました。
Bさんは、Aさんが怒り、しかも無視するように皆に言ったことの理由が分かりません。まるでいじめられている様だと思い、悲しくなりました。
ふと、気がつき、自分が発信したメールの内容を確認しました。
「そうか、“?”が足りなかった。」本当は
「それって、似合わない?」で、意味は、似合うと思うよ、であり、「似合わない?」と発音がだんだん高くなるように発する言葉だったのです。
面と向かっていれば、語尾の疑問形やイントネーション等で、間違ったとらえ方をされることはなかったのです。
携帯電話、スマホ、PCメール等の盛んな時代です。
正しく意味が伝わる工夫も大切ですが、相手を困らせるような書き込み文はやめるべきでしょう。何より大切にしたいことは、直接話し合う経験を子供のころから訓練することだと思います。
【校長室より】 <トピック> 「風船飛ばしの結果」
<トピック> 風船飛ばしの結果
運動会当日の12時45分頃、風船(メッセージ・野菜の種入り)を飛ばしました。
午後3時半頃に、茅ヶ崎方面から、届きました、という第一報が入りました。
その後も次々と連絡が入りました。後日まとめてお知らせいたします。
*お知らせや励ましをくださった方々、ありがとうございました。
【校長室より】 雑感 「創立50周年記念大運動会を終えて」
みんな、よく走り、演技し、協力し、力を出し切りました。
普段見られない自主的意欲的な姿が見られた児童も多くいました。
本校の運動会の目標は、
★意欲的・自主的な活動を通して、自己肯定感や連帯感を育てる、です。
・学年、学級で、運動会に取り組む目標を決めました。
・仲間と励まし会いながら活動しました。
・東京女子体育大学の先生や学生に教わった通り、両手をしっかり振って走りました。
・高学年の意識を持って係活動にも努力しました。1年生のチェッコリ玉入れも全学年で踊り応援しました。
・50年の節目というこの機会で意欲的に頑張りました。
・保護者地域の方々の応援で、特に、高学年の組み体操はタワーもピラミッドも成功させることができました。
この様な姿がありました。 目標達成です。熱中症が心配される中、1年生はじめ皆元気によく頑張りました。
この結果を通して、子供達には、こんな気持ちや自信を持って、これからの日々の生活に生かして欲しい。
①やればできるという自信
②仲間と協力して完成させた達成感
③十小の新しい第一歩を踏み出したという意識
【校長室より】 朝会 「力を発揮する日」
5月26日 朝会 「力を発揮する日」
ある高校で、十数年ぶりに野球部を作り、監督が、ノックをして生徒を鍛えていた。くたばった生徒に、監督は
「なんだそのだらだらした格好は。疲れたのか?疲れたのなら休め!」厳しい言葉。
生徒は、ベンチの方へ行こうと歩き出す。更に監督は、
「なんだ、休むのか?試合中でも疲れたからといって、休むのか?」
小学生の皆さんはどうしますか?
私は、場合によっては、つらくても必死に頑張ることが必要と思います。
大切なその時に、力を発揮するためにスポーツ選手や消防士等は日々鍛えている。
本校の児童の皆さんは、運動会当日目指して、頑張っている、係活動の子も早朝から努力している。
その力を発揮する日が「運動会当日」です。
疲れもたまっているころです、健康に気をつけながら運動会当日を迎えよう。
【校長室より】 朝会 「朝会に遅れてくる」 状況と指導内容
5月19日 朝会 「朝会に遅れて来る」状況と指導内容
今日は、「音楽や図工を勉強する理由」について話す予定でした。
ところが、何人かが遅れて来て、しかも、急ごうとせず、のたりのたり・・。
時々こういう姿を見ることがある。
ほとんどの人が整列して待っている、大勢を待たせているという意識も無い。こういう機会を捉えて、指導する必要があると強く思った。当然そんなことは指導しなくていい学年だ、発達段階だ。そう思っていても、教えないと分からない、知らないことが多い。
子供は、失敗しながら、成長して行きます。社会的なマナーやルール等はきちっと家庭や学校でも指導することが必要だと思います。高学年以上では遅いです。なぜなら、注意や指導した人に、「なんでそんなこと言われなくてはいけないの?」と、逆に不愉快になったりします。鉄は熱いうちに打て、このことわざには深い真理があります
運動会の学年練習が始まっています。時間を守ることは最低限のマナーです。皆で気をつけて、協力して練習に励もう。
【校長室より】 雑感 「上履き忘れ」
5月12日 雑感「上履き忘れ」
本校は、上履きを忘れた場合に、下履きの底をきれいにして使っていいことになっている。ところが、この上履き忘れはなんと高学年によく見られる。しかも何日間も。そう言えば、靴箱に下履きを入れない児童もいる。特定児童である。
高学年ならば、自分で洗って、自分で対処できるはずだと思うのだが?
親に頼れないことは、子供の自分ができる限りのことをやる、こういう意気込みを持って欲しい。高学年は、そろそろ甘えから脱却し、自立の意識を高める時期だと思う。
【校長室より】 朝会 「母の日に思う」
5月12日 朝会「母の日に思う」
もうすぐ運動会です。けがや病気をしない様、気をつけて生活しよう。
また、学年で行動することもある、時間を守った集合を心がけよう。
昨日は母の日でした。私は、母の日になると思い出すことがあります。
高校を卒業して、東京に出てきました。家を出ることは、自分の夢や希望をかなえるためであり、両親の思いなど小学生や中学生の時もそうですが、あまり考えなかった様に思う。しかし、母から、生涯でたった一度だけ手紙をもらった。
それには、息子がいつもいる部屋を開けてもいない、親の悲しさや寂しさの様なことが書かれていた。更に、東京での生活を心配する内容があった。
それ以来、親、特に母親という者の気持ちを考える様になった。
「親に迷惑をかけない生活をしよう」そう思って今日まで来た。
小学生の皆さんには、まだまだ、母親の気持ちや親の気持ちを考える事は少ないと思う。でも私は言いたい。母の日だけに何かしようと考えるのではなく、日々の生活の中で、
「行って来ます」と元気に、「お母さんありがとう」「今日のご飯はおいしかった」等々の言葉かけをしてほしと思う。
きっと皆さんの心は思いやりと感謝の心が育ち、登下校の安全ボランティアの方々にも、自然と挨拶ができる様になると思います。
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