校長日誌

2022年9月の記事一覧

いしずえ178


■お彼岸の頃、和菓子屋さんはにぎわっています。おはぎを買い求める人も多いから
でしょう。春はぼたもち、秋はおはぎ。先人のネーミング(?)センスはさすがです。
子供の頃、我が家のおはぎは大きくて茶碗に入れて食べていました。祖父母は「茶碗
の大きさや箸の長さが、大人用、子供用と違うのは日本人の思いやりだ。」と言って
いました。私は箸を止めずにバクバク食べ、祖父母の話をスルーしていました。でも
今では、箸を止めて思い出しています。         (9月24日飯田芳男)

いしずえ177


■今年のイグ・ノーベル賞に「丸っこいものを回転させる時の指の動き」を解明した
大学の先生が選ばれました。工学賞部門での選出です。「人々を笑わせ、深く考えさ
せた研究」に贈られるのがイグ・ノーベル賞です。文学賞は『法律文書を不必要に難
しくしている原因の分析』が選出されています。ひょっとして『飯田校長の話はなぜ
眠くなるのか』の研究が進められているかも?よ~く自分を振り返る週末です。
                           (9月23日飯田芳男)

いしずえ176


■今日のコボちゃん傑作選は、ピーマンが苦手のミホちゃんが主役でした。ピーマン
が苦手という人は、一中生の皆さんのなかにもいるかもしれませんね。でも大丈夫で
す。私の経験では、大人になると野菜嫌いは解消すると思っています。また、先日は
「ニンジンが好き」という子供が増えているという報道を聞きました。ニンジン作り
の農家さんによれば「昔より糖度を上げている」そうです。あちこちで人々のニーズ
に合わせる努力を伺い、背筋が伸びることの多い毎日です。 
                           (9月22日飯田芳男)

いしずえ175


■生徒会役員選挙の立会演説会の日なので、生徒会の歴史を調べてみました。初代
生徒会役員の誕生がいつなのかが気になったのですが、結局わかりませんでした。
判明したら一中生の皆さんにお知らせしたいです。ところで記録をひもといていく
と、卒業生からの興味深いエピソードに遭遇、時間が経つのを忘れるほどでした。
その中の一つ『当時は、全員お弁当でした。門を出て左に行き、左の角の喫茶店が
昔はパン屋で、そこで時々パンを買って登校するのが楽しみだった…』とのこと。
早速歩いて検証をしてみました。面影はありません。でも、卒業生の大事な思い出
を肌で感じ嬉しかったです。いい風吹が吹いていました。(9月21日飯田芳男)

いしずえ174


■気温が下がりはじめました。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通りです。夏の
終わりといえば、高田敏子さんの詩に「忘れもの」という作品があります。夏休み
を「キミ」と称した詩の一連『…だがキミ!夏休みよ もう一度 もどってこない
かな 忘れものをとりにさ…』という言葉は意義深いです。「前に進むだけではあ
りません。時々、何かを取りに戻ってみませんか」と言われている気がします。 
                          (9月20日飯田芳男)