校長日誌

2023年5月の記事一覧

いしずえ401


■昭和22年の4月に開校した本校は、5月5日に開校式を行いました。
この開校式の日が開校記念日になっています。当時60数名で開校した
本校も77年目に入ります。また今日から新たな歩みを進めます。校舎
は何も語りませんが、一中生のドラマをじっと見てきました。生徒の喜
怒哀楽を受け止めてくれた一中に感謝です。  (5月5日飯田芳男)

いしずえ400


■みどりの日は、Green DayかあるいはMidori-No-Hiと表記するのか、
Greenery Dayと表すのか気になるところです。でもどうやら、緑色の
日というわけではなく、植物の葉の緑を表す単語を用いるのが通説の
ようです。この件は英語科の先生に質問してみようと思います。とも
あれ、今日だけでなく、植物を愛で、緑ある環境づくりを応援したい
と思います。ところで、教室の黒板は、全国的には「みどり」が多い
です。緑板と呼ばない先人の優しさは見事です。(5月4日飯田芳男)

いしずえ399


■憲法記念日なので、日本国憲法の前文を読み返してみます。大学の時
は、「憲法」に合格しないと卒業できなかったので丁寧に取り組みまし
た。卒業はできましたが、憲法の理念が身についたかと言うと、とても
合格点ではありません。今になっても、まだまだ勉強です。子どもの頃、
私は「我が家の憲法」を作成しました。「家族は末っ子の私を常に可愛
がる」を第一条に掲げました。いまふうに言うとドン引きされました。
                      (5月3日飯田芳男)

いしずえ398


■今日は立春から数えて88日です。茶摘(ちゃつみ)の歌詞を、つい
口ずさんでしまいます。♪夏も近づく八十八夜(トントン)と手遊びを
入れて歌うと楽しいですね。八十八夜は、88日目の夜が過ぎたという
意味で、農作業の目安にもなります。立春を1日目と数えます。八十八
夜の今頃摘んだ「一芯二葉(いっしんによう)」という、若い芽2枚と
芯芽だけでつくるお茶は、最上級品と言われています。季節の移ろいを
楽しむ先人は「初物」にも敬意を払っていたのです。私も、せめて今宵
は急須で入れた日本茶をいただきます。    (5月2日飯田芳男)

いしずえ397


■鯉のぼりを気にかけて歩いてみますが、なかなかお目にかからなくな
りました。よそのお宅の鯉のぼりを探しているので、「見当たらない」
と言っては失礼な話ですね。我が家では上げたことがなかったのですが
一番上に上げるのが「吹き流し」という説があります。五色の吹き流し
は、青が春、赤は夏、白は秋、黒は冬だそうです。では黄色は?土用だ
そうです。でもこの五色は「魔除け」だと民俗学の授業で習ったことが
あります。ちなみに教授は「五色はごしきと読む」と教えてくれました。
ともあれ、一中生の成長を願って、柏餅をいただき鯉のぼりを眺めます。
                      (5月1日飯田芳男)