日誌

ビブリオバトル(書評合戦) 決勝戦②

今日も素適な本の紹介がありました
工夫が見られる発表の連続に驚き!
1年生のもっている力の凄さを見ました!

 昨日に引き続き今日は3クラスで「ビブリオバトル(書評合戦)」の決勝戦が行われました。今日も個性あふれる発表の連続に驚かされました。1年生にしてここまでの表現ができることに感心します。生徒の発表は、自分の選んだ本を大切にしていて、聞いてほしくてたまらないという気持ちがあふれていました。聞き手も関心をもって聞いていることが、発表後の質問タイムでの質問の内容からうかがえます。そして、こういう本を中学生、それも1年生が関心をもって読むのか、という思いを抱かせるぐらいに本のジャンルや内容がバラエティに富んでいました。

 今日発表のあった書名と著者を紹介します。

「都会のトム&ソーヤ」(はやみねかおる著) 「禁断の魔術」(東野圭吾著) 「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(坪田伸貴著) 「放課後のゴミヒーロー」(茜さらさ著) 「黒魔女さんが通る!!」(石崎洋司著) 「グレッグのダメ日記」(ジェフ・キニー著 中井はるの訳) 「王さまロボット」(寺村輝夫著) 「サマーウォーズ」(岩井恭平著 細田守原作) 「神様の御用人」(浅葉なつ著) 「長友佑都体幹トレーニング20」(長友佑都著) 「空想科学読本」(柳田理科雄著) 「心屋仁之助の心配しすぎなくてもだいじょうぶ」(心屋仁之助著) 

 今日も校長が授業で質問をしていました。
  校長「ヒーローってあなたは何だと思いますか?」
  生徒「どんな小さなことでも人を助けられることだと思います」
 
  校長「人間関係や心の問題など大人の世界のことと思うような本に中学1年生のあなたが関心をもったのはなぜですか?」
  生徒「家で母親、姉から勧められて読んでみたら面白かったからです」

 今日の発表は、さすがに決勝戦だけあって工夫がありました。目線を聞き手に向け、聞き手に「皆さんは、~ ではありませんか?」と問いかけたり、自分で書いてきた絵を使ったり、小道具を使ったり、黒板を使ったりと、演出たっぷりのプレゼンテーションでした。
 中には、これ大人、保護者、教員に聞いてほしいな~と思うような人間の心のありように関する内容がありました。1年生でもここまでできるという力を見せてくれました。
 「人に相談をするとき、相談する人は、相手を信頼して相談します。相談された側は相手から信頼されていることを実感します。”人”(にんべん)に”言う”と書きそれが、”信”(信じる)という”字”になるのです」と黒板を使って解説をしてくれた生徒がいました。
 今日も質問がたくさん出て、2分間のディスカッションタイム(質問タイム)ではとても足りません。みんなが友達の選んだ本や発表に関心をもてていること、うれしそうに楽しそうに意見を交換していることが見ていてとても嬉しかったです。

 ぜひ、ご家庭でもビブリオバトルをしてみてはいかがですか。5分間原稿なしで相手に分かるように話をすることはけっこう難しいことです。でも、やってみて今度はこうしてみようという気持ちが湧いてきます。本を通して自分を語ることになります。本を通して人を知る。世界が広がります。